現場ブログ

岐阜県岐阜市 外装リフォーム工事 A様邸
2018年7月29日(日)

岐阜県岐阜市 外装リフォーム工事 A様邸

みなさんこんにちは。 今週もかなり暑くなりましたね。まだまだ暑い日は続きますので十分な水分補給をして体調管理していきたいですね。 昨日は夜中台風が来ましたね。なかなか風も強かったです。これからは台風がよく発生するので天気には十分気をつけていきたいですね。 さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。 今回は岐阜市A様邸の工事紹介をしていきます。 足場組立後高圧洗浄を行っていきます。 この最初の高圧洗浄は塗装後の仕上がりや塗料の耐久性に大きく影響してきますのでただ洗い流すだけではなくしっかりと汚れ、コケ、チョーキングを取ることが重要となります。 塗ってしまえば分からなくなってしまいますがだからこそ丁寧に行うことが重要となります。 高圧洗浄作業状況です。 外壁の洗浄の際に樋の中の汚れや土間の汚れなど一緒に洗浄していきます。 樋の中洗浄作業状況です。 高圧洗浄完了後シーリング工事を行い塗装工事に入っていきます。 まず、外壁の素材の説明をします。 今回の外壁材は窯業系サイディングボードが使用されています。 セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となります。ですので定期的なメンテナンスが必要となります。 では、作業の紹介です。 まず、下塗りを入れていきます。 下塗りは上塗りとの密着を良くしたり下地が上塗り材を吸ってしまい色ムラが出るのを塞いだりととても重要な役割をしています。 下塗り作業状況です。 続いて、上塗りです。 下塗りがしっかり乾燥後上塗りを行います。塗料が乾燥していない上に塗り重ねると塗装後に剥がれてきたりと不具合を起こしてしまいます。ですのでしっかりと乾燥時間を守ることも重要となります。 たっぷりと塗布していきます。 ムラが出ないよう均一に均しながら塗仕上げていきます。 上下の繋ぎムラも出ないよう止めれる所で止めていったり上下で並んで塗装をしていったりします。 上塗り1回目作業状況です。乾燥後上塗り2回目を行っていきます。 続いて、軒天塗装工事です。 上塗り2回行っていきます。塗り残しが無いようしっかりと確認しながら塗装していきます。 上塗り1回目作業状況です。 上塗り2回目作業状況です。 続いて、付帯部塗装工事です。 まず、鋼板部に錆び止めを入れていきます。 錆び止め作業状況です。 続いて、上塗り1回目を行っていきます。 しっかりムラが出ないよう塗装していきます。 上塗り1回目作業状況です。 上塗り1回目作業状況です。 乾燥後上塗り2回目を行い仕上げていきます。 いかがだったでしょうか? 家のことで分からないことがありましたらお気軽にご相談ください。
塗装工事の注意点
2018年7月26日(木)

塗装工事の注意点

皆さんこんにちは。   今回は、塗装工事の注意点を書きたいと思います。       ・玄関養生は、床にぴったり固定し、段差には安全トラテープを貼る 玄関はお客様が毎日通る場所です。養生を緩くするとしわが出来、つまずいてしまいます。 土間はブルーシートを使い養生を行うので、段差があるとわかりにくくなってしまいます。そこでトラテープ(黒と黄色)を貼り、わかりやすくします。   ・ベランダドレン周りの養生はしない ベランダのドレンに養生をしてしまうと、雨が降った際水が流れなくベランダに水が溜まってしまいます。 最悪の場合それが原因で漏水してしまいます。ベランダに養生をする際はドレン廻りは切り込みを入れたり、 その部分切ってしまい、ドレンにかぶさらないように注意します。   ・ガス給湯器は養生をしない ガス給湯器を養生して塞いでしまうと、ガスを使用した際、着火不良、異常着火が発生する恐れがあります。 一酸化炭素中毒事故にもつながりかねません。   ・エアコン室外機はカバー着用、乗らないエコキュートにも乗らない 現場スタート時の注意点にもありましたが、どんな時もエアコン室外機、エコキュートに乗るとへこんでしまう為乗らないように注意します。   ・車両飛散防止シートは必ず2人で行う 工事中お客様の車や近所の方の車がある場合、塗料が付かないように養生をさせて頂いています。 1人で行うとその飛散防止シートで車に傷が付いてしまう恐れがある為、必ず2人で行います。   ・近隣に飛散の恐れはないか 風が強かったり、足場の飛散防止養生シートが足りていなかったりすると、近隣の建物や車などに飛散する恐れがあります。 飛散防止養生シートは工事に入る前の確認し、不備があれば再度足場屋さんに来て頂き、完璧にやって頂きます。 風が強い時はその時の状況に応じて、職長が判断し工事を中断します。   ・給湯器の電源は抜けていないか こちらも現場スタート時の注意点にもありましたが、給湯器の電源を確認し使用できる状態かを確認します。   ・光ファイバーの線はすぐに切れる 光ファイバー、電気関係の線が建物の至る場所から出ています。 特に光ファイバーの線は細く、すぐに切れてしまいます。 工事の際、塗料が付かないように養生をし完了後に外しますが、 引っ張ったりカッターを使って外すと一緒に切ってしまう恐れがあり注意が必要です。   全ての工事が完了してから電気やインターネット、ガスなどが正常に作動するか確認も行っています。
岐阜県関市 外装リフォーム工事 Y様邸
2018年7月21日(土)

岐阜県関市 外装リフォーム工事 Y様邸

みなさんこんにちは。 連日猛暑日が続いていますね。かなり暑いです。熱中症になってしまう方もかなりいるみたいで危ないです。 しっかりとこまめに水分補給をしていきたいですね。 この時期はいきなり雨が降ったりもありますので天気をこまめに見て作業していかないといけません。 さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。 今回は、Y様邸の工事紹介の続きをしていきたいと思います。 前回は、シーリングまでの工事を紹介しましたので今回は塗装工事の紹介です。 まず、付帯部から紹介していきます。 まず、鉄部のケレンを行います。 ケレンとは、ヤスリや電気工具などを使い、鉄部の汚れやサビ、旧塗膜を落とすしたり凸凹を平滑にしたりする作業です。 ケレンは鉄部以外にも木部などでも行われます。木のささくれを削ったりします。 また、塗料の密着性が良くなるように表面を傷つける作業を目粗しといいます。ケレンと言えばこの目粗しも含まれています。 ケレンをした後に鉄部ならサビ止めを塗って上塗りをしますが、ケレンが不十分なまま塗装をすると、塗装後2年、3年で剥がれてくるような不具合になる可能性があります。 この作業を怠るとどんなにいい塗料を塗っても剥がれてきたりして台無しになってしまいますのできっちりとケレンをしていきます。 ケレン作業状況です。 ケレン作業状況です。 続いて、錆び止めを行います。 錆止め作業は金属の腐食を防ぐ効果のある塗料を指します。 ケレンをしてから間が開いてしまうとケレンをして錆をとったのにまた錆が発生してきたなんてこともあるのでなるべくケレンと錆止めの期間が開かないよう作業を進めていきます。 錆び止め作業状況です。 続いて、上塗り1回目です。 塗り残しなど無いようしっかり塗装していきます。 上塗り1回目作業状況です。 上塗り1回目作業状況です。 続いて、上塗り2回目です。 ムラなどが出ないよう均一に均しながら塗装していきます。ムラが出ては見た目がよくありません。 上塗り2回目作業状況です。 上塗り2回目作業状況です。 続いて、外壁塗装です。 まず、下塗りを塗っていきます。上塗りとの密着を良くしたり、色のムラやピンホールという小さな穴などが塗装後の表面に出ないように下地の吸い込みを止めるなどの役割があります。 仕上の塗装をしてしまうと見えなくなってしまいますがとても重要な作業となります。 下塗り作業状況です。 下塗り作業状況です。 続いて、上塗り1回目です。 しっかりと塗り残しが無いようたっぷりと塗装していきます。 上塗り1回目作業状況です。 続いて、上塗り2回目です。 ムラが出ないよう上下で繋ぎながら塗装していきます。しっかりと慎重に塗装していきます。 上塗り2回目作業状況です。 いかがだったでしょうか? 塗装工程の中で下地処理はとても重要となります。仕上げてしまえば分からなくなる場所ですがだからこそしっかりやることが大切となります。 では、今週はこの辺で、、、
岐阜県関市 外装リフォーム工事 Y様邸
2018年7月15日(日)

岐阜県関市 外装リフォーム工事 Y様邸

みなさんこんにちは。 今週はかなり気温も上がり暑かったですね。熱中症になりやすいので水分補給を十分にしないといけませんね。 喉が渇いたと思うころには遅いので早めの水分補給をしていきたいですね。 さて余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。 今回は、関市Y様邸の工事を少し紹介していきたいと思います。 まず、屋根・外壁の説明をします。 屋根は、瓦が使用されています。瓦は塗装の必要はありませんが瓦の割れやズレ漆喰などはメンテナンスが必要となります。 漆喰が剥がれますと雨の時に葺き土が流れ棟が崩れてきて雨漏りの原因になったりしますので注意が必要となります。 屋根現況です。 漆喰現況です。 所々漆喰の剥がれが見られましたので今回は既存の漆喰を剥がし新しく漆喰を塗っていきます。 外壁はトタンとモルタル増築部にはサイディングが使用されています。 トタンは金属系の外壁材のため劣化が進むとサビが発生します。定期的なメンテナンスが必要な外壁材となります。 モルタルは、セメントと砂(細骨材)を1:3の割合で水と練り混ぜてつくった材料で施工した湿式工法の外壁のことです。 この外壁は非常に丈夫なイメージがありますが、実は、この素材自体の防水性能は低いので、塗装をすることで素材を水から守る役割をしています。 サイディングはセメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。 セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく、こちらも塗装をすることで素材を水から守る役割をしています。 外壁現況です。 トタン部現況です。 続いて作業の紹介です。 まず、高圧洗浄です。 高圧洗浄は塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響してきますのでただ流すだけでなくしっかりと汚れやコケなどを取ることが重要となります。 外壁高圧洗浄作業状況です。 高圧洗浄の際に土間の洗浄も行っていきます。 土間高圧洗浄作業状況です。 高圧洗浄後シーリング工事を行います。 シーリングは紫外線に弱くまたシーリングに含まれる可塑剤(柔軟性を与えるために加える)と呼ばれる薬品の寿命によりひび割れや硬化などを起こしますので定期的なメンテナンスが必要となります。 ひび割れなどを放置しておくと水が入り小口から水を吸ってしまい外壁の劣化に繋がりますので注意が必要です。 シーリングは打設する幅や深さなど規定を守らないとすぐにひび割れなどの不具合を起こすため注意が必要となります。 既存のシーリングを撤去後プライマー(接着剤)を塗りシーリングを打設していきます。 プライマー塗り作業状況です。 シーリング均し作業状況です。 シーリング打設完了状況です。 いかがだったでしょうか? 一つ一つの作業がとても重要となります。どんなにいい塗料を使用しても高圧洗浄や下塗りがしっかり行われていないと塗料本来の耐久性を発揮することができませんので下地処理はとても重要な作業となります。 では、今週はこの辺で、、、。
現場スタート時の注意点・チェック項目
2018年7月15日(日)

現場スタート時の注意点・チェック項目

  皆さんこんにちは。   今回は、現場スタート時の注意点・チェック項目について書きたいと思います。     ・駐車車両位置は良いか 車を止める際、車道にはみ出していたりお隣さんの出入りの妨げにならないか確認し、車の前後にコーンを設置します。   ・体調、服装は良いか 現場に到着してから、作業に入る前に全員で服装の確認、体調(顔色)を確認します。   ・ヘルメット、安全帯、安全靴は良いか こちらも体調、服装の確認する際ヘルメットなどの基本装備も確認します。   ・休憩時の態度は良いか 休憩時車のダッシュボードに足を上げたり、玄関先で寝たりしない。見かけたら注意していきます。   ・トイレはコンビニ、公園を使用する お客様宅のトイレを借りて塗料などを付けてしまう可能性があります。   ・現場敷地内での、携帯電話、無駄話はしない 現場での携帯電話は、車に置きマナーモードにせず、現場にいる誰かが気づきかけ直したりします。 無駄話も家の中にお客様がいた場合、迷惑になります。   ・隣の敷地にむやみに入らない これは当然の事です。隣との距離が狭くどうしても入らないといけないときは、事前に隣の方に確認し入らせて頂きます。   ・エコキュート、エアコン室外機に乗らない エコキュートや室外機に乗ると天端がへこみやすいです。   ・ガス給湯器の電源は抜けていないか ガス給湯器など養生を外した時や引っかかってしまい抜けてしまう可能性があるます。 これに気づかず帰ってしまうと、お客様がガスを使うことが出来ません。   これらの事をしっかり守っていきます。
シーリングについて
2018年7月14日(土)

シーリングについて

今回は建物のの防水に重要な役割を果たしているシーリングについてお話しします。   1.シーリングとは 「シーリング」と似た言葉で「コーキング」という言葉もあります。 コーキングの方が聞きなれている方も多いかと思います。 シーリングは目地部分や隙間に充填し成形したゴム状の材料の事です。 最初はペースト状ですが、乾燥・硬化し形状を保ちます。 対しコーキングはシーリングの中でも、形の定まらない硬化しないものです。 厳密な区別はできますが、実際には同意義に捉えられています。 シーリングはキッチンや浴室廻り、外壁の目部分に使用されていますが、ここでは外壁のシーリングに絞ってお話をしていきます。   シーリングは外壁工事において欠かせないものです。 ALCの外壁では板の間には必ずシーリングを打設しますし、サイディングボードに関しても目地部分に防水のためシーリングが打設されています。 建物によっては、目地を作らず端部を実(さね)にし、つなぎ目から水が浸入しないような作りになっているものもありますが、 サッシ周りや入り隅部分など、ほとんどのお宅にはシーリング部分はあると思って良いでしょう。 そして新築時に現場塗装を行っていないサイディングの場合には、シーリングは「化粧打ち」と言われ、塗装で保護されていない状態です。 紫外線に直接さらされているため、外壁よりも早い段階で傷んできます。 シーリングの劣化は、破断、硬化収縮、剥離などがおき、見た目にもよくわかります。   2.シーリングの種類 一口にシーリングと言っても、主剤によって特徴や用途も異なります。 ホームセンターに行っても多くの種類があるため、基本を知っておくとDIYの際にも便利です。 (1)シリコン系 ガラスなどの無機質なものとの密着が高いため、キッチンや浴室、ガラス、瓦などの補修に用いられます。 ただし、可塑剤と呼ばれる油のようなものが浮いてくるため、塗装をすることができないので注意が必要です。 外壁の目地補修には使用しないよう注意しましょう。   (2)変成シリコン (1)のシリコンとは異なり、可塑剤の浮きが少なく塗装可能なシーリングです。 ただし(1)のシリコンに比べ耐久性に落ちる素材です。   (3)アクリル系 湿った場所にも使用でき便利ですが、耐久性に乏しくリフォームには不向きです。   (4)ウレタン系 耐久性が高いのが特徴です。 紫外線に弱く外回りには不向きですが、塗装で保護する場合には、変成シリコンよりもお勧めです。   ※ノンブリードタイプのシーリング 可塑剤を多く含むシーリングでは塗装が出来なかったり、変色、汚れの付着といった現象が発生します。 この変色をブリードと言いますが、改良を加えブリード現象が起こりにくいシーリングがあります。 外壁の塗装の場合にはこのノンブリードタイプのシーリングを選ぶと良いでしょう。   3.外壁シーリングのメンテナンス シーリングのメンテナンスは大きく分け2つあります。 (1)打替え 古いシーリングをカッター等で切り取り、撤去してしまってから再度シーリングを打設する方法です。 主に目地部分のシーリングで行います。 紫外線の当たりにくい北面や軒のすぐ下では、まだシーリングの柔軟性が残っていることもありますが、全面の打ち替えをお薦めします。 特に劣化している南面外壁、ベランダのあるお宅ではベランダの壁のシーリングに合わせ、メンテナンスのタイミングを計ると良いかと思います。   (2)増し打ち 現状のシーリングをそのままに、その上に大きく打設する方法です。 主にサッシ周りや入り隅部分の、切り取りが難しい部分に行います。 入隅部分に行う場合はその断面の形状から三角打ちとも言います。   シーリングの特徴、メンテナンスの基礎をご理解いただけましたでしょうか? 外壁塗装を行う前にはシーリングのメンテナンスを行いましょう! また、塗り替えの際の予備知識としてシーリング押さえておきましょう。  
高圧洗浄時の注意点
2018年7月7日(土)

高圧洗浄時の注意点

皆さんこんにちは。   今回は、高圧洗浄時の注意点について書きたいと思います。       ・ストッパー付きバケツの使用 ストッパーが付いてるバケツを使用することで水の無駄遣いをなくしています。 付いていないと水があふれ出し、水がもったいないです。   ・養生箇所の確認 高圧洗浄では水を使用するため換気扇フード、照明器具、インターホンなど特に電気関係は注意が必要です。 そういった箇所には養生をして極力濡れないようにしていきます。   ・洗いすぎに注意する素材の確認 木部など洗いすぎると表面だけでなく内部まで傷めてしまう恐れがある為軽めの洗浄にします。   ・漏水に注意する箇所 天井の垂木だしや有孔ボードなど水をかけすぎると内部に水が浸入し漏水の恐れがある為、こちらも軽めの洗浄にします。   ・軒樋内部の洗浄 軒樋内部は普段は見えないですが、コケなどが発生しています。 軒樋内部までしっかり洗浄を行います。 ・土間の洗浄の範囲 駐車場や通路など長年の汚れなど高圧洗浄の際、一緒に洗浄を行っています。 しかし、建物の雰囲気などに合わせてのコケなどがある場合、洗浄してしまわないよう注意します。
岐阜県関市 外装リフォーム工事 K様邸
2018年7月7日(土)

岐阜県関市 外装リフォーム工事 K様邸

みなさんこんにちは。 今週はずっと天気が悪く雨ばかりですね。土砂災害などには十分注意が必要ですね。 雨では塗装できないので作業がストップしてしまいます。しかし、無理やり作業しても品質に問題がでてくるため無理して作業はしません。 さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。 今回は関市K様邸の工事紹介をしていきたいと思います。 まず、屋根:外壁の素材説明です。 屋根は薄型スレート瓦が使用されています。 主成分は85%がセメント15%がアスベスト等で構成されています。厚さが4.5mmと薄く、軽い為地震対策としても人気の高い屋根材となります。 セメントが主成分の為、水を吸いやすいのが特徴です。ですので塗膜の防水性が切れてしまった場合は注意が必要です。 屋根現況です。 外壁は窯業系サイディングが使用されています。 セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。 セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となります。 外壁現況です。 続いて、作業の紹介です。 まず足場組立後高圧洗浄を行います。 高圧洗浄は塗装後の仕上がりや塗料の耐久性に大きく影響するため重要な作業となります。 コケや汚れをしっかりと洗い流していきます。 高圧洗浄作業状況です。 高圧洗浄作業状況です。 高圧洗浄後シーリング工事を行います。シーリング乾燥後塗装工事を行っていきます。 まず、軒天の塗装です。 上塗り2回塗装していきます。塗り残しが無いよう確認しながら塗装していきます。 上塗り1回目作業状況です。乾燥後上塗り2回目を行います。 続いて、付帯部の錆び止め塗装です。 まず、鋼鈑部には錆び止めを入れていきます。 錆び止めを入れないと塗装してもすぐに錆びが発生してきたり塗膜が捲れてきたりと不具合を起こしやすいため錆び止めは重要な作業となります。 錆び止め作業状況です。 続いて、付帯部上塗り1回目です。 タレなど無いよう気をつけて塗装していきます。 上塗り1回目作業状況です。外壁が仕上がり次第付帯部を仕上げていきます。 続いて、屋根の塗装です。 まず、下塗りを入れていきます。 下塗りは上塗りとの密着を良くしたりと重要な作業となります。上塗りをしてしまえば分からなくなってしまいますがだからこそ丁寧にやることが重要です。 下塗り作業状況です。 下塗り完了後縁切り工事を行います。 縁切りとは塗装を行う際に瓦と瓦が重なった部分に溜まった塗料に対して、切り込みを入れることで雨水の排水口を作る作業のことです。 縁切りを怠ると、本来隙間がなければならない部分を塗装時に塗料で塞いでしまうので、雨水の逃げ道がなくなり、毛細管現状を起こし、野地板や天井裏などへ雨水が逆流し、雨漏りを誘発する原因になります。 そのため塗装時には縁切り作業が必ず必要となります。 縁切り作業状況です。 その後上塗りを2回塗り完了となります。 上塗り1回目作業状況です。 いかがだったでしょうか? 今週はこの辺で、、、。
サイディングのメンテナンス方法
2018年7月7日(土)

サイディングのメンテナンス方法

前回はサイディングの劣化症状についてお話ししました。 劣化しているけど「どうしたらいいの?」の疑問にお答えし、メンテナンス方法についてお話しします。   前回にお話しした通り、サイディングの劣化は防水性の低下となります。 防水性を上げるため、各種の方法があります。 1.塗装を行う 1番お値打ちにできるのが、塗装を行い劣化した外壁を保護する方法です。 チョーキングが起きているだけのお宅、クラックはあるがごくごく細かなヘアークラックであるというお宅では、塗装によるメンテナンスで十分です。 サイディングの色柄をそこないたくない場合には透明の塗料を塗るクリアー塗装をお薦めします。 クリアー塗装はサイディングの状態によっては塗装できないため、プロの診断を受けてください。 レンガ調や、タイル調など、柄物のサイディングは「多色サイディング」といい、1枚の板に何色もの色が使用されています。 「多色」の色をそのまま活かせるのがクリアー塗装です。 これに対し通常の塗装を行うと多色を塗りつぶし1色だけの仕上がりになります。 これを良しとするか否かは個々の判断ですが、「せっかくのデザインが1色の仕上がりではさみしい」と思われる方にはまた別の方法もあります。 レンガ調サイディングの凹部分と凸部分で色を変える「多色塗り」という方法です。 これなら、新たなレンガ調サイディングを作ることが可能です。   2.クラック補修を行う 見過ごせない、クラックは補修が必要です。 シーリングで補修する方法、注入材をひび割れに流し入れ固める方法などがありますが、 通常のの住宅ではシーリング補修が一般的です。 表面に凹凸のある仕上げの場合、補修の上に塗装を行ってもテクスチャーの違いから補修跡が判ってしまいます。 既存がリシン吹きで塗装を行う場合は、同様の下吹きを行うなどして、テクスチャーを近づけるようにするとクラック補修跡が判りにくくなりますが、このあたりの仕事はプロにお任せした方が良いでしょう。   3.貼り替えを行う サイディングが層間剥離を起こしている場合には、貼り替えをお薦めします。 部分的に貼り替えが可能であれば、部分張り替えを行いましょう。 しかしサイディング材は現状施工されているものと全く同じものはまずないと思ってください。 毎年新しいデザインが出てきて古いものは淘汰されていますし、同じ材料があったとしても何年も紫外線や風雨にさらされた外壁材と新品の外壁材が同じ風合いにはなりません。 ですから建物のデザイン的に上手く貼り分けると良いでしょう。 例えば、ベランダの突出部分だけとか、幕板の下部だけ、建物の1面だけといった部分に、まったく別のサイディングを貼りデザイン性を向上させるのです。 全体的に傷んでいたり、何度も塗装して次の塗装は難しい場合などは全体的に貼り替えを行う方法もあります。 コストはかかりますが、新築同様の外観になります。   4.全体にカバー工法で外壁をリニューアルする 全体的に傷んでいる場合にはカバー工法という方法もあります。 現状の外壁をそのままにして、その上に新たな外壁を施工する方法です。 サイディング材や、板金材などで外壁全体を覆ってしまうので、貼り替えと同様に新築のような外観になります。   メンテナンス方法は建物の劣化の状況により、様々なメンテナンス方法があることがお分かりいただけたでしょうか? DIY程度で済むものは良いですが、判断に困る劣化状態の方はプロに相談しメンテナンス計画を立ててみてはいかがでしょうか?  
岐阜県美濃加茂市 外装リフォーム工事 F様邸
2018年7月1日(日)

岐阜県美濃加茂市 外装リフォーム工事 F様邸

みなさんこんにちは。 最近は真夏日も続きかなり暑いですね。熱中症にならないよう水分補給をしっかりと行いたいですね。 喉が渇いてからでは遅いので、、、。 さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。 今回は、F様邸の工事紹介をしていきます。 まず外壁の素材説明をします。 窯業系サイディングボードが使用されています。セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。 セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となります。 現況です。 現況です。 続いて、作業の紹介です。 まず、高圧洗浄です。汚れやコケを取り除いていきます。汚れやコケが取れていないと塗装後の仕上がりや塗料が捲れてきたりと不具合が起きてしまいますので注意が必要です。 洗浄の際に樋の中や土間の洗浄も行います。 高圧洗浄作業状況です。 続いて、シーリング工事です。 繋ぎ目やサッシ廻りに打設していきます。他にも外壁のひび割れの補修もシーリングで行っていきます。 しかし、シーリングは紫外線に弱くまたシーリングに含まれる可塑剤(柔軟性を与えるために加える材料)と呼ばれる揮発性の薬品の寿命によりひび割れや硬化などを起こしますので定期的なメンテナンスが必要です。 ひび割れなどを放置しておくと外壁の小口から水を吸ってしまい外壁が腐食しますので注意が必要です。 シーリング撤去作業状況です。 シーリングを新しく打設する前にプライマーを塗布し密着を良くしていきます。 プライマー塗布作業状況です。 プライマー乾燥後シーリングを打設していきます。 シーリング打設作業状況です。 最後にヘラで均していきます。 シーリング均し作業状況です。 シーリング完了後塗装工事に入っていきます。 まず、養生(汚れてはいけない場所にビニール)を貼っていきます。 その後軒天の塗装を行います。 塗り残しが無いようしっかりと塗装していきます。 軒天上塗り1回目作業状況です。乾燥後上塗り2回目を行っていきます。 続いて、雨樋などの塗装です。 繋ぎ目などが出ないよう均一に均しながら塗装していきます。 雨樋上塗り2回目作業状況です。 続いて、外壁塗装です。 まず、下塗りを塗っていきます。 下塗りは上塗りとの密着を良くしたりととても重要な作業となります。 下塗り作業状況です。 続いて、上塗り1回目です。 タレやダメが無いよう確認しながら塗っていきます。 上塗り1回目作業状況です。 続いて、上塗り2回目です。 ムラや繋ぎ目が出ないよう慎重に仕上げていきます。 上塗り2回目作業状況です。 いかがだったでしょうか? 今週はこの辺で、、、。
窯業系サイディングの劣化症状
2018年6月30日(土)

窯業系サイディングの劣化症状

前回は窯業系サイディングはどんなものかお話ししました。 前回も少し触れましたが、今回はもう少し具体的に劣化症状について掘り下げてみたいと思います。   こんな症状は要注意 窯業系サイディングの劣化症状 1.チョーキング現象 よく言われるのが、外壁に触ると粉が付くという症状です。 黒板に使うチョークの粉のように手に付着するためチョーキング現象と言われています。 この粉の正体は紫外線により劣化した塗装の顔料成分です。 塗料は樹脂と顔料が分子レベルで結合していますが、紫外線に長くさらされることにより、この結合が分解され、顔料成分が浮いてくるのです。 つまり手に粉が付くことは、サイディング表層の塗膜が劣化しているということ。 さらには、塗装の防水機能が低下しているということなのです。   2.クラック 塗膜の防水機能が低下して、サイディングがじわじわと吸水するようになると、クラック(ひび割れ)が発生します。 このクラックの谷部分は当然塗装がされていないので、クラックからさらに吸水をし大きなクラックになったり、枝分かれしたクラックになったりします。 クラックの発生箇所としては、吸水しやすい水切りのすぐ上の部分や、切れてしまったシーリング目地の脇の部分、釘止めの窯業系サイディングでは釘部分からひび割れが発生しやすくなっています。   3.層間剥離 サイディングボードが吸水しつづけた状態で放置していると、層間剥離を起こします。 層間剥離とは難しい言葉ですが、ミルフィーユのケーキのように層ごとにめくれてくる状態を言います。 一枚の強固であった窯業系サイディングが、何層にも分かれて非常にもろい状態となっているため、メンテナンスの手間がかかります。 この層間剥離は、浴室の窓下や、バルコニー手すり壁の下端など、そもそもの建物のつくりにより水を受けやすい場所、風通しの悪い場所で発生しやすい現象です。   4.シーリングの破断、剥離 サイディングそのものの劣化症状ではありませんが、サイディングにはつきもののシーリングもサイディング劣化の原因となります。 シーリングはボードとボードの間の目地の部分や、窓の周囲などに施工してあるゴムのような柔らかな素材の物です。 シーリングは建物の動きや、サイディングの伸縮に追従できる柔らかさが重要なのですが、長年紫外線にさらされることにより、固くなり縮んでしまい、シーリングにひび割れや破断を起こすのです。 ひどいお宅ではサイディングから剥離し、完全に全に取れて下地があらわになっていることもあります。 シーリングは外部からの雨水浸入を防止する重要な部分ですので見過ごすわけにはいきません。   サイディングの劣化症状には様々なものがありますが、それぞれに適切なメンテナンスを行い窯業系サイディングボードの寿命、建物の寿命を延ばしてあげましょう。 次回はメンテナンス方法について詳しくお話しいたします。    
足場組立時の注意点
2018年6月29日(金)

足場組立時の注意点

皆さんこんにちは。   今回は足場組立時の注意点を書きたいと思います。   ・庭木、オブジェ、破損の恐れはないか 組立の際、庭などにある鉢植えやおもちゃ、玄関タイルなど破損させないように 事前に移動させたりしないといけません。 タイルなどは組立前に確認しすでに割れていたりする箇所は写真を撮り、お客様と一緒に再度確認します。 ・足場組立範囲の確認 組み立てる前に境界はどこではみ出さないか、フェンスなどは外す必要があるか確認します。 ・足場部材を壁に立てかけない 立てかけることで傷をつけてしまったりとトラブルの原因になりかねません。 ・飛散防止ネットは下まで張る 下までしっかり張らないと万が一塗料が飛散した場合、土間や車などについてしまうかもしれません。 ・施主様の通り道や、勝手口の確保、足場保護材の設置は良いか 完全に通り道をなくしてしまうと、洗濯物だったり、ゴミだしが出来ないということがあります。 ・不測の事故、破損が生じたら、すぐ担当者へ電話 事故などがあったらすぐ連絡するのはもちろん、破損があった場合もすぐ連絡し対応する。     足場組立時には足場屋さんだけでなく、我々営業も立ち会い注意する点などを一緒に確認しています。