岐阜県関市 外装リフォーム工事 K様邸
2019年1月19日(土)
みなさんこんにちは。
今月ももう半ばですね、、、。時間が過ぎるのは早いですね。
まだまだ寒くインフルエンザも流行っていますので注意が必要ですね。
さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。
今回は、関市K様邸の工事を紹介していきたいと思います。
まず、素材説明です。
外壁は窯業系サイディングボードが使用されています。セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。
セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となりますので定期的なメンテナンスが必要となります。
屋根は瓦が使用されています。
瓦は粘土の焼き物の屋根材です。 耐候性などが高い屋根材となります。
メンテナンスとしては塗装の必要はなく瓦が割れたりズレたり棟の釘が浮いていたりなどした場合にメンテナンスを行います。
続いて、作業の紹介です。
まず、屋根工事です。今回台風により棟が一部飛んでしまったため棟の積み直しを行いました。
原因としては、木下地が気温の影響などにより膨張や伸縮をするなかで釘を一緒に押し出してしまいます。
その釘が浮いてしまった部分から水が入り木下地を腐らせてしまったため台風に飛んでしまったと考えられます。
棟を外した状況です。釘が打ってあった場所から水が入り腐っているのが分かります。
釘が木下地に効いてないため棟瓦が乗っかっているだけと同じ状態となってしまいます。
既存の木下地は使えないためこのように交換となります。
木下地交換状況です。
次に漆喰を塗っていきます。
土は使用せず、より強い南蛮漆喰で施工します。
漆喰塗り状況です。
最後に棟を固定していきます。
釘は使わずパッキン付きのビスにて固定してきます。これで台風がきても安心ですね。
棟固定状況です。
続いて、外壁です。
高圧洗浄後シーリング工事を行います。
シーリングは紫外線には弱くまたシーリングに含まれる可塑剤(柔軟性を与えるために加える)と呼ばれる薬品の寿命によりひび割れや硬化などが起こってきます。ですので定期的なメンテナンスが必要となります。
プライマー(接着剤)塗りも重要となります。プライマーを塗らないと密着も悪くなってしまいますのでしっかりと塗っていきます。
プライマー塗布状況です。
プライマー塗り後シーリングを打設し均していきます。
しっかりと厚みを確保できるよう均していきます。
シーリング均し状況です。
シーリング乾燥後塗装工事に入っていきます。
いかがだったでしょうか?
普段見えない屋根の診断なども定期的に行わないといけません、、、。