代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
地元で息の長い会社になるためには?
2016年5月11日(水)

HASAMI

親友であり自分の散髪担当の美容師に聞いた事がある。

「美容師は自分の歳の前後15歳が最大範囲のターゲットで、そのお客様と一緒に歳を取って行くもの」(徐々にお客様が減ることを想定)

 

美容院はカット・シャンプー、ブローをして身だしなみを整えたり、また好みのファッションに似合う髪型、髪色にしたりという役割を担っています。

プラス、リラックスタイムとして、また情報収集やコミュニケーションの場所としての意味合いももっています。

 

よって美容師はカット・シャンプーの高度な技術と、コミュニケーション能力を合わせて持たないと繁盛店にする事はできないと言うことになります。

塗装職人も昔は、強面・無口でも腕が良ければ良かったのですが、今は施主様とのコミュニケーション能力も職人に求められる重要な要素となってきました。

 

個人経営の美容師の最大の懸念事項

歳の離れた世代とのコミュニケーション。

それには流行を敏感に察知する感覚、また最新カットを導入し続ける為の勉強が必要だと聞きます

コミュニケーションは基本的に話題が豊富であることに超した事はありませんが、歳が離れれば、若かりし頃に起きた事件、見たドラマ、歌った歌、流行ったファッションも違えば、どうしても興味を引くポイントが違い、会話が弾みにくくなります。

正直歳を重ねるに従って難しくなると言うことです。

 

私が父親からこんなことを言われました

「人は歳を取ると、傲慢になる、偉ぶる、威圧感が出る。元請けの若い監督に対しても・・・だから俺は早く最前線(お客様の直接的な窓口)は早目に退く」

 

結局のところ、地元で息の長い会社になるためには、事業に見合った採用と教育を行い、社員さんを育てることしかないのだと言うことになります。

人を育てる事ができない会社は衰退を意味する事になります。

 

当たり前な話ですが難しい話です。

saiyo