言葉のキャッチボール
2025年11月8日(土)
2025年11月8日(土)
先日は息子とのキャッチボールについて書きましたが、キャッチボール繋がりで今回は”言葉のキャッチボール”について書きたいと思います。
そもそも”言葉のキャッチボール”とはどういったものでしょうか?
会話のやり取りをキャッチボールにたとえた表現です。
一方的に話すのではなく、相手の言葉をしっかり「受け止めて」、自分の考えや気持ちを「投げ返す」ようにコミュニケーションを行うことを意味します。
🔹基本的な意味
キャッチボールでは、相手が投げたボールを受け取り、相手が取りやすいように投げ返します。
これを会話に置き換えると、
-
相手の話をきちんと聞く(=ボールを受け取る)
-
その内容を理解し、自分の言葉で返す(=投げ返す)
という流れになります。
このような双方向のやり取りがあると、会話がスムーズで心地よいものになります。
💬 日常会話の例
❌ キャッチボールができていない会話
A「昨日、新しいカフェに行ったんだ。」
B「へぇ。」
A「……。」
→ Bが“受け止めるだけ”で投げ返していないため、会話が止まってしまっています。
✅ 言葉のキャッチボールができている会話
A「昨日、新しいカフェに行ったんだ。」
B「どんなお店?雰囲気良かった?」
A「うん、落ち着いた感じでコーヒーも美味しかったよ!」
B「いいね!今度教えて〜!」
→ お互いに相手の言葉を受けて返すことで、自然に会話が弾んでいます。
💼 ビジネス会話の例
❌ 一方的な会話
上司:「この資料、数字が少し違うね。」
部下:「そうです。」
→ 上司の言葉をただ受け止めただけ。これでは信頼が築きにくいです。
✅ キャッチボールができている会話
上司:「この資料、数字が少し違うね。」
部下:「ご指摘ありがとうございます。こちらは先月のデータを参照していました。今月分に修正します。」
上司:「なるほど。対応よろしくね。」
→ 相手の指摘を理解して“返答+対応”を伝えることで、信頼のあるやり取りになります。
🏠 接客・営業の例
❌ キャッチボールができていない会話
客:「この色だとちょっと派手かな?」
店員:「そうですね。」
→ お客様の不安が残ったままです。
✅ キャッチボールができている会話
客:「この色だとちょっと派手かな?」
店員:「たしかに少し明るめですね。もう少し落ち着いたトーンも見てみますか?」
客:「そうですね、お願いします。」
→ 相手の言葉を受け止めて提案という形で返す。これが理想的な「言葉のキャッチボール」です。
🎯 まとめ
🔹大切なポイント
-
相手の話を途中で遮らない
-
否定せずに受け止める姿勢を持つ
-
相づちや質問で関心を示す
-
相手が話しやすいテンポ・内容で返す
🔹まとめ
「言葉のキャッチボール」とは、
単なる会話ではなく、お互いが気持ちよく理解し合うための心のやり取りです。
特に接客・営業・人間関係づくりでは、この意識を持つことで信頼関係が生まれます。

♦大切なポイントの
- 相手の話を途中で遮らない
について思い当たることがあります。相手の話を最後までしっかり聞かずに自分の話をする人を第三者目線から見たことがあるので…
この人はこういうことが言いたいんだなと予想はつくとは思いますが、相手の言いたい内容が分かっていても相槌をうちながら最後まで聞いてあげると相手の方も安心しますよね。
時には自分の予想と違った内容の話の可能性だって十分にありえます。
まずは最後まで聞くこと。
それがあっての言葉のキャッチボールだと思います。
しかし、これまた体験談なのですが、私が相手の話を遮らず聞いて相槌や質問するように気を付けた時に、話が止まらず自分の話ばかり永遠にしてくる人にも出会ったことがあります。
この時は、ちょっとしんどいな~と思いながら話を聞いていましたが…。
さて、この時の適切な対応は…???
また次回この件について書けたらなと思います。






