外壁塗装でこんな見積りは要注意!【40万円も差がつくことも】

公開日:2021.7.16 最終更新日:2023.5.25

このコラムはyoutube動画「外壁塗装でこんな見積りは要注意!【40万円も差がつくことも】」の内容と同じです。
リンク先の動画は音が出ます。

これから外壁塗装で見積りを依頼したとき、
たとえば、

シリコン塗料 60万円
フッ素塗料 80万円
無機系塗料 100万円

こんな3種類の見積りが出てきたとしましょう。

これだと一番安い塗装と、一番高い塗装の価格差が
40万円くらいになります。

塗装が違うのだから、それくらい価格差がでて当然だろう。
皆さんは、きっと、そう思うことでしょう。

しかし、極端に価格差のある見積りがでてきたら要注意です。

価格差のある見積もりの見方

実はこれは価格に「松竹梅」をつけて、
明らかに塗装の価値が違うように見せている可能性があります。

この「松竹梅」をつけた見積りの特徴としては、
塗料代と施工費が、すべて含んだ料金になっています。

詳細なことが「わかりにくい見積り」になっています。
これは昔ながらの見積りの出し方なんですね。

一方で現在は、そんな見積りはが当り前ではなくなってきています。

「適切な見積もり」かどうかの見極めポイント

では、今どきの見積りは、どんな特徴でしょうか。
一番のポイントは、「材工分離」になっているかどうかです。

「材工分離」とは、塗料代と施工費が
別々に記載されている見積もりのことです。

当然ことながら、塗料代と施工費の詳細がわかるので、
ごまかすことが難しくなります。

見積金額の差が出る項目とは?

基本、おおかたの塗料は塗装手間賃、いわゆる施工費は変わりません。
そうしたとき見積もりの金額の差は、塗料によってのみ違うことになります。

もう一度言います「どの塗料を塗っても施工費は同じなので、価格差は塗料代の差しかありません」

塗料の価格差ってどのくらいでしょうか?
シリコン塗料、フッ素塗料、無機系塗料など、
それぞれの塗料は、思った以上に価格差はありません。

細かい話をすれば、
シリコン塗料は水性1液シリコンで一斗缶で1万円程度、
フッ素は塗料一斗缶で3~4万円程度、7~8万もあるにはあります。
無機系塗料は一斗缶で4~5万円程度です。
塗料の価格差は、そんなに大きくないんです。

平均的な戸建て住宅は150㎡ほどなので、材料はいずれも3缶です。
シリコンとフッ素の価格差が3万だとすれば、9万しか差が無い訳です。

だから一番安い塗装と、一番高い塗装の価格差が
20万円程度もいくかいかないか。

「材工分離」のメリット

つまり「材工分離」の見積りであれば、
詳細なことがわかるうえに、大きな価格差がでにくくなるという訳です。

さらに、「材工分離」の見積りを出す塗装業者は、
詳細な内容を伝えようという気持ちがあります。
つまり誠実な会社でもあるという証拠になります。

まとめ

ちょっと難しい話になってしまいましたね。
なので、最後にポイントだけお伝えします。

見積りを見るときは、
「材工分離」になっているかどうか確認すること。
まず、これを抑えてください。

「材工分離」の見積りであれば、
塗装の価格差も、そんな出にくくなります。
また、誠実な会社である可能性が高くなります。

当然のことながら、
三輪塗装の見積りは「材工分離」です。
細かなご説明もしていますよ。

決して安くはない外壁塗装です。
見積りの見方一つで、大きく変わってきます。
ぜひご参考になさってください。

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