外壁塗装は1回目が大事!

公開日:2023.1.16 最終更新日:2023.5.26

このコラムはYouTube動画【外壁塗装は1回目が大事!】と同じ内容です。
※リンク先の動画は音が出ます。

外壁塗装は1回目が大事!

この動画をご覧いただいている皆さんは、
「家を長持ちさせたい」と考えた時、長期的に考える必要があります。

その時、1回目の外壁塗装がとても重要なんです。

もし、1回目の外壁塗装を間違えると、
いろんな意味でリスクが高くなります。

そこで今回の動画では、どうして「1回目の外壁塗装が大切なのか」について
解説をしたいと思います。

施工不良の3つの要因

施工不良には以下の3つがあります。

1.悪徳業者による施工不良
この場合、業者はまさに確信犯です。利益の為にわかって手を抜きます
2.知識不足によるモノ
特に事前の劣化診断の知識不足から来るモノが多いと思います
3.職人さんの勝手な解釈。
そういうものだと思い込んで間違った施工をしてしまう

 

塗装工事はそんなに簡単じゃありません。
いろいろな知識や技術がないと
そりゃちゃんと出来ませんよ

事前の診断が重要である!と発信して参りましたが、劣化診断士という資格があります
塗るのには1級塗装技能士という国家資格があります
品質管理には施工管理技師という資格がありますように
住まいを守る為のスキルは塗るという作業スキルだけでは
行う事が出来ないと言うことです

2回目の塗装で手間がかかる

二つ目のリスクとしては、
2回目の外壁塗装をするとき、とても手間がかかることがあげられます。

その原因の多くは、1回目の塗装がいい加減だったり、
知識不足から来る不適切な塗装だったりしたことにあります。

ケース1【石調セラミック塗装をした場合】

例えば、一度「石調セラミック塗装」を塗装した場合、
数年すると上塗りの保護クリヤーが消失して、
塗装なのに凄く水を吸う素材になります。
その上への塗装ははがれています可能性が高くなりますので
塗装ではなく、金属系のカバー工法にせざるを得ない場合もあります。
もちろん大幅に高額になります。


【石調セラミック塗装】

ケース2【難付着サイディングが施工されている場合】

【難付着サイディング】

「ケイミュー」
・光セラ(光触媒)
・親水セラ(親水性)

(https://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/hikaricera/より引用)

「ニチハ」
・Fuge(フュージェ)
・プラチナコート(無機塗装)
・ハイパーコート(フッ素塗装)
・マイクロガード(セルフクリーニング効果)

(https://www.nichiha.co.jp/products/linenap/fuge/より引用)

「INAX」
・ナノ親水

「旭トステム」
・AT-WALLシリーズ
・セルクリーンコート
・セルフッ素コート

「パナホーム」
・ハイセラコート(無機塗装)

「難付着サイディング」と言うモノがあります。
たとえば、商品名でいうと上記の商品が難付着サイディングです。
表面に特殊なコーティングがしてあるサイディングボードのことです。
主に「光触媒」「親水性」「無機」「フッ素」など、“汚れに強い”、“色褪せしにくい”という機能のコーティングを指します。
一見すると普通のサイディングですが、上から塗装をしても、塗料が密着しづらい特性があります。

屋根であれば、一液水性シリコンを使った場合、シーラーの塗り具合、施工方法にもよりますが、
耐候性に問題があるのかかなりの確率で早期に剥がれています。

こうした特殊な外壁は、
正しい知識と施工方法で取り組まないと、
せっかく塗装しても数年ではがれたり、シワになったりします。

2回目の塗装コストもかかる

これら特殊な外壁は、特殊な下塗りをするなど、通常とは異なる塗り方、塗料選びをする必要があります。
それを怠ると時に前回塗装を剥がしたりする必要もあります。
その分だけコストがかかることになります。

安い価格の業者、知識不足、ヘタな業者に任せるケースに多くみられる施工不良には気をつけていただきたいです。
とは言うモノの、簡単には皆さんではわからないと思います。
業者選定の段階から間違わないように慎重にお願いします。

まとめ

最後に、もう一度お伝えしますね。
1回目の外壁塗装は、
しっかりと費用と手間をかけることが重要です。

ちゃんとした施工さえすれば、
2回目の外壁塗装も確実なものとなり、
結果、長持ちさせることができるということです。

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