平田 京子
ゆるいつながり
2021年7月1日(木)


(画像は任天堂さんのHPよりお借りしました)

こんにちは。
私が最近していることといえば、ほぼこればかりで。
ゲームです。「あつまれ どうぶつの森」
人生初、はまったゲーム、始めてから半年以上が過ぎていますが、
いまだ熱が冷めやらず、です。

ざっくりいうと、自分だけの島づくりを楽しむゲームです。
お気に入りの家具を集めて、自分の「好き」を詰め込んだ島を作ったり、
動物の姿の住民たちとおしゃべりしたり、
変わりゆく四季を楽しんだり、
ゆったりと島の暮らしを楽しむのが醍醐味。

私は、数か月前から完全なる『ぼっち』から卒業して
インスタグラムなどを通じてちょこっとつながりのできた方の島に遊びに行ったり、
アイテム交換をしたり、など、
あつもり仲間とコミュニケーションをとるのが楽しくなってきました。

SNSなら、たくさんの相手がいるので、私が探してるものを、あげてもいいよ、と言ってくれる人が見つかったりします。
全然知らない人と一緒に遊ぶこともできます。
リアルの世界で全然知らない人と遊ぶのは勇気がいりますが、
バーチャルの世界ならなーんにも怖いものもなく、
ただただ楽しいです。

アバターとチャットを介してのコミュニケーションは、
相手の外見や話し方、雰囲気を無視した人間関係で、
ある意味、飾らない本当の姿なのかもしれない、と思う時があります。
口調やファッション、動きから、このくらいの歳の人かな、と想像することはありますが、
全然違うのかもしれません。
はっきり言って、年齢、人種、性別、なんにも気になりません。
ただ、共通の言語は「同じことを面白がれるかどうか」だけ。

ここ何年か、いや、もう、数十年前から言われていたことでしょうか、
リアルな世界のつながり(家族、親戚、学校、職場、ご近所などなど)では満たされない、かえって疲弊してしまうような状況にある場合には、
ネットを介した「ゆるいつながり」が、受け皿になってくれる、
ということを、何度か耳にしたことがあります。
例えば実生活で辛いことがあった時、
気持ちが軽くなるような居心地の良い場所があれば、
それはとてもすごい力になりますよね。

相手はどこのだれかわからない、
ただ、同じものが好き、といった共通点があるだけの関係です。
純粋な、緩いつながり、
ゲームに飽きてしまえば縁も切れるというファジーな関係ですが、
楽しむには十分です。

新たに発見したエンターテインメントは、結局のところ人間同士のつながりにたどり着きました。
飽きるまで、とことん楽しみたいと思います。