平田 京子
ハチドリの一滴
2019年11月15日(金)

こんにちは。
先日、私が大好きな場所、メディアコスモスで
素敵な方たちが集まるイベントがあったので
お話を聞いてきました。

「ぼくらの時代。ぼくらの地の広場をつくろう」と題されたこのイベント、
日本食べる通信」を立ち上げた高橋博之さんの講演、
その後クロストーク、という構成でした。

高橋さんは『魚や野菜やお肉まで食べ物が付録につく
月刊情報誌(東北食べる通信)』を発刊している方です。

もともとあった地方と都市の分断が東日本震災をきっかけにつながった、
というお話が印象的でした。
地方で作った野菜などの食べものを都市で消費するのが
当たり前になって久しく、顔の見えない生産者に何の
感情も持てなくなっていた都市の人々が、
この震災をきっかけに被災地と交流を持つようになり、
生産者とつながりを持てるようになったというのです。
つながりを持つと生産者の置かれている状況が体感として理解でき、
安いだけの野菜や魚を求めるのに疑問を持つことが出来る。

日々、食べるものを買っている立場としてはいろいろと考えさせられる
お話でした。

講演の後のクロストークのメンバーは
岐阜市立図書館館長の吉成さん、
マーマーマガジン編集長の服部みれいさん、
ブックコーディネーターの内沼晋太郎さん、
ぎふおんぱくなどのイベントを主催されている蒲勇介さん、
の4名です。

全員に共通するのは、一度は東京に住んで、仕事し、
生活していたことがあるけれど、現在は地方で生活している、
という点です。
みなさん地に足を付けて、自分の目で見て、自分の頭で思考する方ばかり、
おもしろいお話が縦横無尽に行き来して有意義な時間でした。

日々行っている何気ない行動が長期的、短期的にどんな結果をもたらすのか、
いつも考えながら行動していきたい、と、改めて思いました。