足立 愛子
まぐさ交換工事をしました
2019年4月30日(火)

ゴールデンウィークが始まりました。

皆さんは10連休どう過ごされるんでしょうか?

意外に10連休まるっと休みという方ばかりではないようです。

 

さて、お天気のなかまぐさの交換工事を行いました。

まぐさとは、窓サッシ上にある木の下地ことを言います。

なぜこのような工事を行うのか?

一見、大丈夫そうな外壁ですが、

サッシや窓付近の壁からキノコが発生したことで、漏水の疑いがありました。

天井口から確認する限りではわずかなシミが見られる程度。

そこで外壁材を撤去し内部を確認したところ、まぐさが水を受けてしっかりダメージを受けていました。

さらに、通気工法の建物なので、サイディング材の下側に空気の通り道があるはずです。

この通気層があることで、万が一サイディング内部に水が入っても、外部へ水が抜ける仕組みなのですが、

実際は防水層の立ち上がりと緩衝し、通気出来ていない状態でした。

水の抜け道が無いことで、壁内に湿気が溜まってしまい、まぐさの傷みが進行したようです。

 

この漏水及び、キノコ発生防止のために

サッシを撤去し、腐ったまぐさを交換、サッシを新設するという大掛かりな工事を行いました。

サッシはそのまま使えるのでは?という意見の方もいらっしゃいますが、

サッシの下端はシーリングやボンドなどでしっかり固定して取り付けるのが定法です。

このため撤去作業を行う際に、ボンドで固定された部分を無理にバールなどで取ることになります。

このためサッシの変形や傷をを残さず外すことは不可能なのです。

 

では具体的に工事内容を紹介します。

まぐさ撤去の様子

まぐさ以外の部分を傷めないように、順番に取っていきます。

こんなにも傷んでいました。

次はサッシの撤去です。

撤去後はまぐさの交換です。

既存の木に合わせて欠きこみを作ってぴったりとはまりました!

キレイに納まりました。

以前の面影もありません。

 

次はサッシの取付です。

新しいサッシの枠がぴったりとはまることを確認し、サッシ下端にシーリングを打設します。

このシーリングは固定の意味と、万が一バルコニーに水が溜まってプールのようになってしまった時に

サッシから水を浸入させないという意味でとても重要です。

 

サッシ枠を取り付けて、

障子(ガラス部)をつけて、調整を行い、まぐさ交換完了です。

 

一方でこのまぐさ交換、内部ではこんな風になります。

当然ですね。

まぐさを触ったので、内部の窓上も修繕する必要があります。

 

このあと、内部クロスの貼り替え、外壁サイディング貼りをしますが、

また後日ご紹介します。