平田 京子
「ありがとう」が増える!360°フィードバックの始め方と文例集
2025年9月25日(木)

「ありがとう」が増える!360°フィードバックの始め方と文例集

「360°フィードバックを始めたけど、思ったよりコメントが集まらない…」そんなときに。
最初は静かでも大丈夫。1回やって雰囲気がわかると、次回から自然と参加しやすくなります。

✍️ すぐに使える!360°フィードバック文例集

👍 褒めコメント

  • 「チーム全体をよく見ていて安心感があります」
  • 「いつも丁寧に説明してくれるので助かっています」
  • 「新しいアイデアを積極的に出してくれて刺激になっています」
  • 「忙しい中でも落ち着いて対応している姿が印象的です」

🙏 感謝コメント(短くてもOK)

  • 「困ったときにすぐに声をかけてくれて心強かったです」
  • 「資料を分かりやすくまとめてくれて助かりました」
  • 「急な依頼にも快く対応してくれてありがたかったです」

💡 改善提案(やわらかく)

  • 「もっと意見を聞かせてもらえると嬉しいです」
  • 「タスクを分担するとさらに効率的になりそうです」
  • 「共有のタイミングを少し早めてもらえると助かります」

👉 「一言でOK」「ありがとうや褒め言葉だけでもOK」と伝えるだけで、心理的ハードルはぐっと下がります。

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なぜコメントが少なくなりがち?

  • 様子見:「他の人はどう書くのかな?」とまず観察する
  • 心理的ハードル:マイナスに受け取られないか不安
  • 時間の問題:コメントは意外とエネルギーを使う
  • 目的の不明確さ:「何に使うの?」が見えないと筆が進まない

つまり「無関心」ではなく、まだ安心できていないだけであることが多いのです。

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うまく回すための工夫

  • お手本を見せる:この記事の文例を先に共有
  • 匿名性を強調:本当に匿名だと明言し安心感を高める
  • ありがとうを返す:書いてくれた人へ必ず感謝を伝える
  • 軽めに始める:小規模で回してから徐々に広げる

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📢 案内文サンプル

みなさん、今回も360°フィードバックにご協力ください 🙏

・コメントは 一言でもOK です
・「ありがとう」「助かった」「こういうところが良いと思う」など、感謝や褒め言葉も大歓迎です
・改善のアイデアがあれば、やわらかい提案の形でお願いします

初めての方も、短く気楽に書いていただければ十分です。
みんなでお互いの良さを知り、さらに成長できる場にしていきましょう!

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🌟 実際にやってよかったこと

  • 強みに気づけた:「リーダーシップを取ってくれて安心できる」という声で、本人は自分の強みに自信を持てた。
  • 改善のヒントが生まれた:「資料の共有タイミングを少し早めてほしい」という一言で、チームの効率が上がった。
  • 雰囲気が柔らかくなった:「ありがとう」「助かった」が可視化され、相談やアイデアが出やすくなった。

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🔄 長続きさせるためのコツ

  1. 定期的に開催:月1回・四半期などペースを決めて習慣化
  2. テーマを軽く:最初は「ありがとうを伝える場」として始める
  3. 結果を共有:「こんな声が出ました」とまとめを返して次回の動機に
  4. ポジティブを混ぜる:改善提案だけでなく褒めや感謝も必ず含める

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まとめ

360°フィードバックは 「安心して一言を残せるか」 がカギ。
最初はコメントが少なくても自然なスタートです。雰囲気づくりと感謝の積み重ねで、
フィードバックは「特別なイベント」から「日常の習慣」へ。
チームの中に「ありがとう」が増えるほど、仕事はもっとやりやすくなります。

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