残念ながら、この独創的な建物が、解体されることが決まってしまいました
老朽化と耐震性の問題が理由だそうで、香川県は2025年度の予算に解体費用として約10億円を計上したとのこと
この決定には、国内外から「もったいない!」「日本の宝なのに!」と、たくさんの反対の声が上がっています
特に、地元の建築家たちが「お金は民間から集め、なんとか残せないか」と、ホテルや交流施設に再生する提案をしました
これが7月23日のこと。
それでも8月18日には香川県知事が「解体を先延ばしにすることはできない」と解体工事を進める姿勢を示し
8月22日、高松市市長が「解体はやむを得ない」と会見
安全が第一、維持管理費の見通しなど、行政側の立場もわかりますが、なんとも残念
しかし、国際的な近代建築の保存活動を行う団体・ドコモモが解体の見直しを求める要望書を25日に提出の予定です
また、旧香川県体育館再生員会が3万筆以上署名をの集め、26日に保存活用の議論の場を設けることを求める記者会見を行うとのこと
私としてはこの動きになんとか保存再生の方向にならないか、と期待していますがどうでしょうか