窯業系サイディングについて

2018年6月23日(土)

前回は、サイディングとは何なのか、詳しく説明させていただきました。

今回はサイディングの中でも特に日本で70%以上のシェアを誇る窯業系サイディングにスポットを当ててお話しします。

 

窯業系って?

そもそも窯業系(よぎょうけい)サイディングとは、建築に従事しない方には耳慣れない言葉ではないでしょうか?

窯業系サイディングとはセメント質と繊維質を主成分とし、高温・高圧で板状に成形したものです。

この成形過程で窯(かま)を使用するので「窯業系」と言います。

およそ40年前に誕生しましたが、当時の外壁はモルタルの外壁がほとんどでした。

建物の洋風化、プレハブ住宅の台頭により、窯業系サイディングの需要が高まりました。

当初は厚み12ミリのサイディング材がほとんどでしたが、より頑丈な14ミリが標準となりました。

また技術革新で柄が多様化し、より彫りが深く重厚感の出る16ミリ、18ミリ、35ミリ・・・と厚みのある商品も出ています。

また、デザインも豊富で、タイル調、レンガ調、木目調、石積調、はたまたコンクリート打ち放し調など様々な色柄があります。

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窯業系サイディングの特徴

様々なデザインがあり、工事する際にも施工のしやすいサイディング材です。

工場生産のため、製品にバラツキが少なく品質が安定しています。

窯業系であるので、耐火性能が高く、近隣に火事が起きても燃え移りにくいといえます。

また耐震面においても、モルタル外壁の重量の半分程度なので建物への負担が少ないといえます。

 

品質も安定し施工もしやすく、耐火性・耐震性に優れた窯業系サイディングですが欠点もいくつかあります。

まず、熱をため込みやすいこと。

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夏の日差しの強い時には壁の表面温度が60度を超えることもあります。

そして、一番は吸水しやすいことです。

窯業系サイディングは先にもお話ししましたが、成分の約80%がセメントです。

DIYの際にホームセンターなどで購入し使ったことある方はよくご存知かと思いますが、

セメントは吸水しやすいという性質があります。

空気中の水分も吸水し、時間がたちすぎて袋の中で固まってしまっているセメントもあるほどです。

このセメントを主成分とした窯業系サイディングも塗装を行っていないと、雨や空気中の水分を吸収してしまいます。

窯業系サイディングにおける塗装の役割

石やタイルの質感を出すため、つまりデザインのためだけに塗装をしているわけではありません。

サイディングが吸水しないよう、防水性を持たせるためにも塗装を。

水滴

サイディングボード の外気に触れる部分を塗装の膜でおおうことで、防水するのです。

しかし塗装も半永久的なものではありません。

 

窯業系サイディングのメンテナンス

新築後は7~10年を目安に早めのメンテナンスを行いましょう。

体と同じで、早期発見早期治療を行えば軽い手当で済みますが、放置して重篤化してからでは手術が必要となってしまいます。

具体的なメンテナンス方法は、シーリングの打ち替えと塗装による保護です。

防水性を高め、美観も向上させる塗装のメンテナスが必要であることを念頭に置いて、メンテナンス計画を立ててみてください。

 

 

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