外壁の素材説明 サイディング・ALC・モルタル・タイルについて

2017年9月16日(土)

皆さんこんにちは。

明日台風が来ますね。非常に強いみたいなので注意が必要ですね。

僕たちは台風が来ると足場のメッシュシートをたたみ、風を受けないようにしていきます。

さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。

今回は、外壁の素材説明をします。サイディング・ALC・モルタル・タイルについて説明します。

まず、サイディングです。

セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。

セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となります。

ですので、外壁の防水性が切れると水を吸ってしまいコケの発生、ひび割れなどを起こします。

酷くなりますと冬に吸った水が凍り爆裂を起こし外壁が剥離してしまうと言うこともあります。

外壁を止めている釘の部分に水が溜まりやすく釘からひび割れが起きることも多々ありますので注意が必要となります。

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続いて、ALCです。

ALCは軽量気泡コンクリートと言い、主成分としましてはケイ石、生石灰、セメント、発泡剤でスウェーデン発祥の外壁材です。

内部には細かい気泡が無数にあり、これによって、高い断熱性、防火性を持つ外壁材ですが、

この気泡はすべて繋がっており、ひび割れなどが起きると雨が気泡を伝って内部に侵入する恐れがありますのでひび割れには早急な処置が必要となります。

吸水性が高い外壁材のため塗装の防水性が切れると一気に水を吸い込んでしまい剥離などの原因になりますので早めの処置が必要となります。

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続いて、モルタルです。

モルタルとは、セメントと砂(細骨材)を1:3の割合で水と練り混ぜてつくった材料で施工した湿式工法の外壁のことです。

この外壁は非常に丈夫なイメージがありますが、実は、この素材自体の防水性能は低いので、塗装をすることで素材を水から守る役割をしています。

防水機能を果たしている塗膜が劣化してくると、徐々に水分を吸収しクラックと呼ばれる亀裂が生じます。

これを放置しておくと亀裂からさらに水分が入りこみ、壁の内部を腐らせてしまうので塗替えやコーキングの補修などの定期的なメンテナンスが必要となります。

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続いて、タイルです。

タイルは、土や石を約1300℃の高温で焼き固めたものです。元の素材の「土」「石」は、全く劣化せず永久的に残る材料ですので、タイル自体も耐久性に優れ、強い日差しや風や雨にさらされても変色や劣化がしにくいという特徴があります。

また、吸水率が大変低く、外壁にとって大敵な雨から建物を守ることができます。

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いかがだったでしょうか?

まだ外壁の種類はありますが今回は4種類紹介させてもらいました。

これらの症状が見られましたらぜひ一度ご相談ください。

では、今回はこの辺で。