【美濃加茂市 外壁屋根塗装工事】
2026年4月29日(水)
こんにちは営業の清水です。
今回は屋根の塗装中の現場に行ってきました。
スレート屋根の塗装で絶対に知っておきたい「縁切り(えんきり)」
スレート瓦の塗装を業者に依頼する際、必ず確認していただきたいのが「縁切り(えんきり)」または「タスペーサーの挿入」という工程です。
スレート瓦は、上下の瓦が重なり合って葺かれています。この重なり部分には、内部に入り込んだ雨水を排出するための「隙間」が必要です。 しかし、塗装を行うと塗料でその隙間が埋まってしまうことがあります。隙間が塞がると、行き場を失った雨水が屋根の内部に逆流し、逆に雨漏りを引き起こしてしまうのです。
これを防ぐために、塗料でくっついた部分をカッターなどで切って隙間を作るのが「縁切り」です。最近では、塗装の前に「タスペーサー」という小さな専用器具を差し込んで、あらかじめ隙間を確保する方法が主流となっています。
見積もりを取る際は、必ず「縁切りの工程(またはタスペーサーの費用)が含まれているか」をチェックしてくださいね。
塗装は「塗料を塗るだけ」じゃない!下塗りと上塗りの重要な役割
屋根の塗装工事は、ただお好みの色の塗料を1回塗って終わり、というわけではありません。スレート瓦の塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の計3回塗りが基本です。
それぞれの工程には全く異なる重要な役割があり、どれか一つでも欠けると、数年で塗装が剥がれてしまう原因になります。ここでは、特に重要な「下塗り」と「上塗り」の役割について解説します。
1. 下塗り(したぬり):仕上がりと寿命を決める「接着剤」
下塗りは、無色透明や白、下地用の色付き塗料(シーラーやプライマーと呼ばれます)を塗る工程です。屋根の完成時には見えなくなってしまいますが、塗装工事の中で最も重要な工程と言っても過言ではありません。
下塗りの主な役割は以下の2つです。
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塗料と屋根材を密着させる「接着剤」: スレート瓦と、後から塗る仕上げの塗料(上塗り塗料)をピタッと密着させる両面テープのような役割を果たします。下塗りが不十分だと、せっかく良い塗料を塗ってもすぐにペロペロと剥がれてしまいます。
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劣化した屋根材の「吸い込み」を止める: 傷んでカサカサになったスレート瓦は、まるでスポンジのように水分を吸い込みやすくなっています。いきなり仕上げの塗料を塗ると、瓦が塗料を吸い込んでしまい、ムラだらけで本来の防水性を発揮できません。下塗りで表面をしっかり固め、吸い込みを止める必要があります。
2. 上塗り(うわぬり):屋根を過酷な環境から守る「鎧(よろい)」
下塗りがしっかり乾いた後に行うのが、実際に色をつける仕上げの工程です。通常、同じ塗料を2回に分けて塗ります(1回目を「中塗り」、2回目を「上塗り」と呼びます)。
上塗りの主な役割は以下の通りです。
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美観を整える: お客様が選んだお好みの色で屋根を美しく彩り、新築のようなツヤを取り戻します。
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防水性・耐候性を発揮する: 紫外線、雨水、熱、汚れからスレート瓦を守る「鎧」の役割を果たします。遮熱塗料やフッ素塗料など、選んだ塗料の機能(室内の温度上昇を抑える、汚れがつきにくい等)は、この上塗り塗料によって決まります。
なぜ上塗りは「2回(中塗り・上塗り)」必要なの? 塗料が本来持つ耐久性をしっかり発揮するためには、メーカーが定めた「基準の厚み(塗膜)」が必要です。1回の塗装では十分な厚みが出ず、塗りムラもできやすいため、中塗りと上塗りの2回に分けてしっかりと規定の厚みに仕上げます。









