代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
三輪塗装の塗装現場で職長を張る職人さんが晴れて全員「1級塗装技能士」となりました。
2025年5月19日(月)

2024年の秋に試験結果が発表され、

三輪塗装の塗装現場で職長を張る職人さんが晴れて全員「1級塗装技能士」となりました。

今回の座談会には6名の職人に参加して頂きましたが、総勢で12名になりました。

現場の塗装責任者を職長と呼びますが、

12名の職長全員が1級塗装技能士である塗装会社は岐阜県内では多分存在しないのは?と思います。

だから完璧な仕事ができるのか?とは思っていません。

1級塗装技能士は正直「持っていて当然のレベル」のものです。

工事は職人と施工管理者とそれをサポートするものとさらに会社が

しっかりバックアップする体制があってこそだと思っています。

任せて任せきらない!です。

昨今の同業の仕事のレベルの低さを感じている方は少なくないと思いますが、

三輪塗装としても業界の悪評が立たぬよう、しっかりレベルを上げていきたいと思います。

1級は持って居ようがいまいが、仕事を請けることに制約はありません、

法的に絶対必要!では資格です。にも関わらず頑張って努力する姿勢こそ大事だと思っていますし評価をしています。

長年の目標であった職長100%1級塗装技能士が達成し、本当に嬉しいです!

↓ ↓ ↓ 座談会動画

 

 

僕の考える1級技能士の価値について語った動画です。

2020年とかなり前のものになりますが、考え方は変わっていません。

↓ ↓ ↓

 

 

■ 1級塗装技能士とは?

 

1級塗装技能士は国が認める正式な資格です。

 

弁護士や医師のように、一定の経験と知識を持つことを証明する国家資格です。

 

塗装技能士には1級と2級があり、それぞれ以下の条件があります。

 

1級技能士:実務経験7年以上

 

2級技能士:実務経験2年以上(3級は一般では存在しません)

 

どちらも実技試験と学科試験が必要で、特に1級は難易度が高いことで知られています。

 

全国で年間約3000人が受験し、合格者はおよそ1200人。

 

合格率は約40%、岐阜県では年によって違いますが30~45%ほどです。

■ 試験内容と難易度

 

実技では、日常業務ではあまりやらないような製図書きや、

 

「だめ込み」と呼ばれるテープなしの直線引き、

 

スプレーガンの扱いやローラー塗りの技術など、高度な技術が求められます。

 

学科は分厚いテキストで専門知識がたっぷりので多くの職人が苦労するところです。

 

これを夜な夜な勉強しながら挑むのは、簡単なことではありません。

■ なぜ三輪塗装は資格取得を勧めるのか?

 

正直塗装は資格がなくてもできる仕事です。

 

実際、世の中には資格を持たずに仕事をしている人も多くいます。

 

しかし、私たちはこう考えます。

 

資格に挑戦する姿勢=誠実さ・勤勉さの証

 

合格までの努力が人間的成長を促す

 

社内やお客様に対しての安心感や説得力が変わる

 

そのため、三輪塗装では全職人さんに猛烈に1級の取得を進めていますが、もっと言いますと塗装職人として生きていくのであれば持っていて当然であって

持ってないいない方に対しては「なんでとらないの?」って聞いちゃいますね

 

大概の方は取る機会がなかったとか、難しそうでとか、昔滑ったとか・・・

そう、なかなかのハードルなんでわかります…

 

でもそれではしょぼいな~と思うのが僕の考え方なんです。

 

さらに三輪塗装では営業職でも、塗装知識を理解するために2級取得にチャレンジしてもらっています。

 

実際今の若手4人も取得してもらいました!

■ 登録基幹技能士という上位資格も

 

1級を取得した先には、「登録基幹技能士」という上位資格があります。

 

こちらは10年以上の職長経験が必要で、岐阜県内で保持者は40人ほど。

 

試験は学科のみですが、現場を束ねる指導力と経験が求められる、プロ中のプロの資格です。

 

僕はもちろん持ってますね!

 

■ 資格を通じて業界全体を高めたい

 

資格を持つこと自体よりも、「その過程を通じて得られる成長」こそが価値です。

 

私自身、20代からずっと資格に挑戦し続け、50歳で建築施工管理技士2級を取得しました。

 

これは当たり前の努力だと考えています。

 

三輪塗装では、今後も1級塗装技能士を輩出し続け、業界全体のレベルアップに貢献していきたいと思っています。