代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
🌱 雑草対策と防犯を一度に解決!
2025年4月16日(水)

~広いお庭や建物まわりに最適な「防草シート+砂利敷き」~

お庭が広い方、建物まわりに土のスペースがある方など、

暮らしの形は様々ですが、共通して悩まされるのが“雑草”の問題です。

 

季節が変わるたびに生えてくる雑草に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

そんな中、雑草対策と防犯を同時に叶える方法として有効なのが、

「防草シート+砂利敷き」の組み合わせ。

 

草の生育を抑えるだけでなく、侵入者への対策や景観の整備にも効果的な、

まさに一石三鳥の外構整備術です。

 

 

🌿 防草シートの利点(メリット)

1. 雑草の発生を大幅に抑える
日光を遮断し、光合成を阻害することで、地面からの雑草の発芽を抑えます。
特に多年草の根までしっかりブロックできるタイプもあります。

2. 手入れの手間が大きく減る
草むしりの頻度が激減します。
草刈機や除草剤に頼る必要がなくなり、特に高齢者や忙しい方には最適。

3. 景観を整える効果も
上から砂利を敷いたり人工芝を載せたりすれば、美観もアップします。
ぬかるみ防止にもなります。

 

 

4. 害虫や害獣対策にも間接的に効果あり
雑草が繁茂すると虫の住処になったり、カラスやネズミの隠れ場になることもあるため、
結果的にそれらの発生も抑制されます。

 

5. 地盤の保護・浸食防止にも貢献
雨による泥の跳ね返りや、表土の流出も抑えます。
法面(のりめん)や傾斜地などには特に有効。

 

⚠️ 防草シートのデメリット(注意点・欠点)

1. 完全には防げない雑草もある
特に「スギナ」「チガヤ」「笹」「竹」など地下茎で増える雑草は、
強力なタイプの防草シートでも突き破ることがあります。

2. 経年劣化する
紫外線にさらされることで素材が劣化。
一般的な安価な製品は3~5年程度、高耐久品で10~15年が目安。

3. 施工の手間と初期費用がかかる
きちんと整地し、重ね幅やピンの打ち込みをきちんとしないと効果が落ちます。
DIYも可能ですが、少しコツが必要。

4. 見た目の問題
むき出しだと黒や緑のシートが悪目立ちすることがあります。
上に砂利やウッドチップなどで隠すのが一般的。

 

5. 通気性と排水性のバランスに注意
あまりに通気性の悪いものだと、土が蒸れてしまうことがあります。
特に水はけの悪い場所では注意が必要。

 

6. 植栽の自由度が制限される
植物を植えるにはシートに穴を開ける必要があり、
メンテナンスや模様替えがしづらいです。

 

 

🧠 まとめ:どんな方におすすめ?

・毎年雑草取りで悩まされている

・手入れの時間がなかなか取れない

・高齢者や腰の弱い方の家庭

・長期間、庭を固定化したい方(植栽の追加予定がない)

 

では次に、「玉砂利(防草シートとセットで使用する場合)」
のメリット・デメリットを詳しくまとめます。

 

 

⛏️ 玉砂利のメリット(防草シートと併用する前提で)

1. 二重の雑草抑制効果

防草シート単体でも雑草を抑えられますが、玉砂利を上から被せることで遮光率がさらに上がり、

光の侵入をシャットアウト。これによりほとんど雑草が生えない理想的な状態になります。

 

2. 防犯効果
おっしゃる通り、玉砂利を歩くと「ジャリジャリ」「ザクザク」と音が出るため、

不審者の侵入に気づきやすいです。特に家の裏手や窓周りに敷くと安心。

 

3. 見た目が美しい
黒・白・グレーなど色も多様で、上品な和風、洋風の庭を演出できます。

防草シートの無機質な見た目を自然に隠してくれます。

 

4. ぬかるみ防止
雨の日も地面がぐちゃぐちゃにならず、水はけも良好。

泥の跳ね返りがないので外壁の汚れ防止にも。

 

5. メンテナンスが簡単
落ち葉などをブロワーで吹き飛ばしたり、砂利の下から雑草が出てきた場合でも、

ピンポイントで対応できる。

 

 

⚠️ 玉砂利のデメリット

1. 初期費用がかかる
1㎡あたり約20~30kg(袋で約2~3袋)必要になるため、面積が広いとコストがかさむ。

しかも質のいい玉砂利は高価です。

 

2. 歩きにくさ・転倒の危険
高齢者やお子さんがいる家庭では、足元が不安定になる場合があります。

杖を使っている方には不向きな場合も。

 

3. 掃除がしにくい
落ち葉やごみが混じると、取り除くのがやや面倒。特に細かいゴミは砂利の間に入り込みがち。

 

4. 砂利の散乱・流出
長期間の使用や強風、大雨などで砂利が散らばることも。

境界に見切り材(エッジ材)などを使うのがおすすめ。

 

5. 時間が経つと沈んでくる
砂利は少しずつ地面に沈みます。定期的な補充や均し直しが必要です。

 

 

🧩【防草シート+玉砂利】が特におすすめな場所

・窓の下や裏口:防犯対策に◎

・建物の周囲:ぬかるみ防止+見栄え

・駐車場まわり:雑草対策と車汚れの軽減

・家の周りが狭い隙間:手入れが難しい場所にはベスト

 

🧠 最後にひとこと

雑草が減り、見た目が整い、防犯にも効果がある。

そして施工の自由度も高い――「防草シート+玉砂利」の組み合わせは費用対効果の高い外構対策です。

 

 

🪨 ① 砂利の種類ごとの特徴と価格差

各石の種類、特徴・用途例、見た目、価格目安(1㎡あたり)です

白玉砂利
・明るく清潔感あり。和洋どちらでも◎
・白~ベージュ系 約1,000〜2,500円
・防犯砂利としても◎。
・眩しさを感じる人も。

黒玉砂利
・落ち着いた高級感。建物外観に映える
・黒~グレー系
・約1,200〜2,800円
・洋風住宅やモダン建築に合う

五色砂利
・赤・青・白・黄など混合。
・色合いが華やか
・ミックスカラー 約1,500〜3,000円
・観賞用に◎。
・庭園風アレンジ向き

瓦チップ
・再生資源。
・軽量でエコ、安価
・赤茶系 約800〜1,200円 通気性◎。
・防犯効果は低め

砕石(砕砂利)
・最も安価。
・駐車場や仮設スペース向け
・灰色系
・約500〜1,000円
・見た目に無骨。
・コスパ重視なら◎

化粧砂利(カラー砂利)
・防犯用のザクザク音+装飾性
・様々なカラー
・約1,500〜3,000円
・音が出やすく防犯向き。
・割高感あり

 

🛠️ ② 施工のコツと注意点

✅ 施工のコツ(ポイント)

①地面をしっかり整地
凹凸があると砂利が片寄ったり沈みやすくなります。
施工前に転圧機(タンパー)などでしっかり固めましょう。

 

②防草シートは必ず敷く
シートなしだと、砂利の隙間から雑草が生えてきます。
繋ぎ目は10cm以上重ねて、U字ピンでこまめに固定。

 

③見切り材で流出防止
玉砂利は雨や掃除時に流れやすいので、見切り材やブロックで囲いましょう。
隣地への迷惑防止にも。

 

④砂利の厚みは5cm以上
薄すぎるとすぐシートが見えたり、雑草が生えやすくなります。
理想は5〜7cm厚み。