火災報知器の重要性|命を守る小さなヒーロー
2025年11月17日(月)
2025年11月17日(月)
こんにちは、サポートスタッフの青木です。
寒さと共に空気の乾燥も実感する季節になりました。
先日我が家でこんなことがありました。
帰宅して玄関を開けると家の中に煙が充満しており、廊下の奥から「たいへん!たいへん!」という表情の犬が駆け寄ってきました。

さらに煙の向こうから高齢の父が「鍋を焦がしてしまったーごめんごめん」と。
煙もさることながら焦げた臭いもひどく、すぐに家中の窓を開けましたが
それから数日間、焦げ臭に悩まされつつ、万が一、気付くのが遅れたら…と防火について考えました。
住宅火災による被害の多くは、発見の遅れが原因です。
火は数分で家全体に広がることもあり、特に就寝中は気づきにくく危険です。
そこで欠かせないのが火災報知器です。
■ 火災報知器が重要な理由
🔔 早期発見で命を守る
火災をいち早く知らせ、逃げる時間を確保できます。
🌃 夜間の火災に強い
寝ている間でも警報音で気づけるため、特に重要です。
🏠 設置は法律で義務
住宅用火災報知器は、すべての住宅に設置が義務付けられています。
ここで疑問??が一つ
我が家の台所にも火災報知器はつけています。
あれだけの煙が充満したのになぜ作動しなかったのか?
故障かと思い、テストボタンを作動してみました。
「正常です」
という音声に「ほんとかよ!」と声が出てしまってから発見しました。
”熱感知式”のラベル!!
しかもガステーブルから2メートル程離れた壁の端に設置しています。
これでは意味がないですよね。ここに熱が届く頃には燃え広がっているはずです。
すぐにガス台に近い壁に移設し、
さらに”煙感知式”のものを購入し、台所の天井に設置しました。
設置場所にも注意が必要です。
あまり近すぎても魚を焼いた煙、蒸し料理の蒸気などでも誤動作の原因となります。
頻繁に警報が鳴るようでは、もしもの時に緊急性がなくなりますね。
◆住宅用火災警報器の種類
<煙式(光電式)> 寝室・階段室・台所など
煙が住宅用火災警報器に入ると音や音声で火災の発生を知らせます。
※消防法令で寝室や階段室に設置が義務付けられているのは煙を感知する(煙式)住宅用火災警報器です。
<熱式(定温式)> 台所・車庫など
住宅用火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせます。
※台所や車庫などで、大量の煙や湯気が対流する場所等に適しています。
なお、電源については、電池を使うタイプや、家庭用電源を使いコンセントへ差し込むタイプがあります。
最近では、煙と熱の両方を検知できるタイプ、さらにガス漏れも検知できる複合型警報器も登場しています。
■ 正しく機能させるポイント
✅ 10年を目安に交換
✅ 定期的にテストボタンで動作確認
✅ 電池切れの「ピッ、ピッ」音を放置しない
「まだ大丈夫」ではなく、今日点検する習慣が安全につながります。
設置義務があるとはいえ罰則はありません。
しかし、火災報知器は、小さな機器ですが命を守る大きな役割を担っています。
あなたの大切な家族と住まいを守るために、
ぜひ火災報知器のチェックをしてみてください。






