足立 愛子
【防犯月間調査から考える】あなたの家の「備え」は大丈夫?
2025年10月21日(火)

先日、パナソニックが発表した「防犯意識」に関する全国調査の結果を拝見し、私たち建築・住宅業界に関わる者として、深く考えさせられるデータがありました。

調査結果によると、防犯対策をする理由のトップは「犯罪や事件などのニュースを見て怖くなったから」(82.3%)でした。
しかし、その一方で、対策をしていない人の理由の最多が「どんな対策をしてよいのかわからないから」(52.2%)という、意識と行動の間に大きなギャップがあることが明らかになったのです。

「怖い」とは思うけれど、「何をしたらいいか分からない」—。
これは、多くの方が感じているジレンマではないでしょうか。

🚨 岐阜県民の”密かな警戒心”にご注目!

 

特に注目したいのは、地域別の意識の高さです。今回の調査では、「これって詐欺かも」と感じた経験がある人の割合が、岐阜県(73.0%)が全国で最も高いという結果でした。

これは、岐阜県民が、日頃から犯罪に対する警戒心や関心が高いことの裏返しとも言えます。
もしかしたら、あなたの隣の家のご主人は涼しい顔をしていますが、実は最新の防犯カメラの情報を調べているかもしれませんよ?

「ニュースに危機感を覚えているけれど、何から手をつけて良いか…」と立ち止まっているあなた。
まずは、周囲の意識の高い人たちに負けないよう、自分でできることから始めてみませんか?

🏠 まずはここから!自分でできる防犯対策 3つのステップ

 

どんな対策をすべきかわからないという方のために、手軽に始められる防犯対策をご紹介します。

 

ステップ1:「5分ルール」の徹底

 

泥棒は侵入に5分以上かかると7割が諦めると言われます。
ちょっとした外出でも必ず鍵をかけましょう。また、ゴミ出しやコンビニへ行く際も、窓の施錠は忘れずに。

 

ステップ2:「光」で隠れ場所をなくす

 

敷地の周辺や玄関に、人感センサー付きのライトを設置しましょう。
夜間に人が近づくとパッと明るくなることで、泥棒が身を隠す場所を奪い、侵入を諦めさせる効果があります。

 

ステップ3:「音」で威嚇する

 

窓やドアの開閉に反応する、簡単な警報ブザー(防犯アラーム)を設置してみましょう。
大音量は周囲に異変を知らせ、泥棒を動揺させる最も原始的で強力な手段です。

 

🔑 費用をかけてでも強化したい「住まいの要所」

 

自分でできる対策と同時に、費用をかけてでも家自体の防犯性能を上げることは、最も確実で効果の高い方法です。
特に以下の2点は、泥棒の侵入経路として狙われやすい場所です。

  1. 玄関の鍵の強化 ピッキングに強いディンプルキーへの交換や、ワンドアツーロック(鍵を二重にすること)は基本中の基本です。
  2. 窓の強化(「こじ破り」対策) 窓ガラスを割って侵入する「こじ破り」対策として、防犯フィルムの貼付や、鍵付きの内窓の取り付けが非常に有効です。
    内窓は防犯だけでなく、断熱・遮音効果も高まるため、一石二鳥の対策となります。

私たち三輪塗装では、お客様の大切なご家族と財産を守るための防犯対策を承っております。

「どんな鍵を選んだらいいの?」「古い窓の防犯性を上げたい」など、具体的なお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
住まいのプロとして、皆様の安心できる暮らしをサポートいたします。

まずは自分でできることから始め、そして住まいの安全をプロと一緒に高めていきましょう!


【お気軽にご相談ください】 玄関の鍵の交換や、防犯性を高める内窓の取付など、三輪塗装で承っております。