岐阜県関市における外壁塗装の費用相場は?50坪、40坪、30坪など坪数ごとに解説
目次
外壁塗装の費用相場は一体どれくらいなのか?
そろそろ自宅の外壁を塗り替えようかと見積もりを取ろうとするけれども
「外壁塗装の相場って実際はどれくらいなの?」
「ネットで調べたけど、業者によって費用や単価に差があって基準値がわからない」
と外壁塗装の業者選びの初期段階で困っている方も多いのではないでしょうか?
外壁塗装の費用は相見積もり時に費用を比較する時に注意点が多いです。
使用する塗料や種類、塗装する家の大きさ、家の劣化状況によって異なるので、全国平均の費用と単純に比較するだけではだめです。
岐阜県関市で一般的なお住まいのサイズは約40坪の家です。
約40坪のお住まいなら80万円~150万円が相場ですが、同じ40坪の建物なのに価格が最大で約70万円の開きがあります。
この価格の差はいったいどこから生まれるのでしょうか?
細かい見積もり内容は各業者によって変わるので、相場や適正な見積もりを知っておく必要があります。
この記事では、外壁塗装の相場感や外壁塗装の費用の違いが生じる理由を解説していきます。
外壁塗装の工程に関わる情報や塗料の特徴を正しくチェックし、10年~20年に一度の大切な工事で後悔しないように、適正価格でお住まいの外装メンテナンスを行いましょう!
一般的な外壁塗装の費用相場
外壁塗装は外壁塗装のみの場合と外壁塗装と屋根塗装を一緒にする場合で費用が異なります。
一般的な戸建て住宅の外壁塗装、外壁塗装&屋根塗装セットにかかる費用を坪数ごとに一覧でご紹介します。
外壁塗装の費用相場
50坪の外壁塗装の費用相場
50坪の戸建て住宅の外壁塗装の費用相場は、80万円~160万円ほどです。
塗料のグレードによっても費用相場が変わるため、塗料ごとの費用相場も見てみましょう。
以下に一般的な各塗料グレードの相場を目次に沿って記載しておきます。
坪数 | 塗料グレード | 費用相場 |
50坪 | アクリル | 約80~100万円 |
ウレタン | 約90~115万円 | |
シリコン | 約100~120万円 | |
フッ素 | 約110~140万円 | |
遮熱 | 約120~150万円 | |
無機 | 約130~160万円 |
40坪の外壁塗装の費用相場
40坪の戸建て住宅の外壁塗装の費用相場は、60万円~150万円程度です。
坪数 | 塗料グレード | 費用相場 |
40坪 | アクリル | 約60~80万円 |
ウレタン | 約70~85万円 | |
シリコン | 約80~100万円 | |
フッ素 | 約100~120万円 | |
遮熱 | 約110~130万円 | |
無機 | 約120~150万円 |
30坪の外壁塗装の費用相場
30坪の戸建て住宅の外壁塗装の費用相場は、80万円~150万円程度です。
坪数 | 塗料グレード | 費用相場 |
30坪 | アクリル | 約50~70万円 |
ウレタン | 約60~80万円 | |
シリコン | 約75~100万円 | |
フッ素 | 約90~110万円 | |
遮熱 | 約95~115万円 | |
無機 | 約100~120万円 |
外壁塗装と屋根塗装セットの費用相場
外壁塗装と同時に屋根塗装も一緒に行う場合は、外壁塗装の相場に約30万~40万円を上乗せした金額になります。
費用は高くなりますが、外壁塗装と一緒に屋根塗装を行うことで、足場の設置が1回で済み足場費用の節約になります。
そのため、屋根と外壁を一緒に塗装する人が圧倒的に多いのが実状です。
50坪の屋根+外壁塗装の費用相場
50坪の戸建て住宅の屋根+外壁塗装の費用相場は、110万円~190万円程度です。
坪数 | 塗料グレード | 費用相場 |
50坪 | アクリル | 約110~130万円 |
ウレタン | 約120~145万円 | |
シリコン | 約130~150万円 | |
フッ素 | 約140~170万円 | |
遮熱 | 約150~180万円 | |
無機 | 約160~190万円 |
40坪の屋根+外壁塗装の費用相場
40坪の戸建て住宅の屋根+外壁塗装の費用相場は、90万円~180万円程度です。
坪数 | 塗料グレード | 費用相場 |
40坪 | アクリル | 約90~110万円 |
ウレタン | 約100~115万円 | |
シリコン | 約110~130万円 | |
フッ素 | 約130~150万円 | |
遮熱 | 約140~160万円 | |
無機 | 約150~180万円 |
30坪の屋根+外壁塗装の費用相場
40坪の戸建て住宅の屋根+外壁塗装の費用相場は、80万円~150万円程度です。
坪数 | 塗料グレード | 費用相場 |
30坪 | アクリル | 約80~100万円 |
ウレタン | 約90~110万円 | |
シリコン | 約105~130万円 | |
フッ素 | 約120~140万円 | |
遮熱 | 約125~145万円 | |
無機 | 約130~150万円 |
関市とその周辺地域の外壁塗装の費用相場
三輪塗装は岐阜県関市を中心に美濃市、美濃加茂市、富加町、坂祝町、岐阜市にお住まいの方の外壁塗装や屋根塗装を長年行ってきました。
関市、美濃市、美濃加茂市、富加町、坂祝町、岐阜市エリアの家の広さは日本の平均的な家の広さと同じく「40坪」です。
過去に実際に外壁塗装や屋根塗装をさせていただいた実績から関市とその周辺地域の平均的な費用相場をご紹介します。
関市とその周辺地域の外壁塗装と屋根+外壁塗装の費用相場
施工エリア | 外壁塗装のみ | 屋根+外壁塗装 |
関市 | 168.6万円 | 191.9万円 |
美濃加茂市 | 165.2万円 | 191.8万円 |
美濃市 | 157.2万円 | 167.6万円 |
各務原市 | 176.1万円 | 183.6万円 |
全施工エリア平均 | 167.9万円 | 190.6万円 |
*足場費用、シーリング、附帯塗装、ベランダ防水等の費用も含みます。
*2013年5月から2023年4月までの当社施工実績によります。
外壁塗装の費用の内訳と相場
外壁塗装の価格の内訳
外壁塗装の費用の内訳は各業者によって多少異なりますが、外壁塗装の費用の大まかな内訳は、主に「塗装代」「足場代」「施工費(人件費)」「利益」です。
【外壁塗装費用の内訳】
・塗料代 約20%
・足場代 約20%
・施工費(人件費) 約30%
・利益 約30%
引用元:プロタイムズhttps://protimes.jp/journal/estimate/price-estimation-336
塗料のグレードごとの相場
外壁塗装や屋根塗装の塗料代は、選ぶ塗料の色やグレードによって大きく変動します。
一般的には塗料の期待耐用年数が長いものや塗料に機能性が付いているものが人気が高く、1缶あたりの費用相場も高くなる傾向があります。
各メーカーから出されている塗料製品によって費用や価格は異なりますが、目安として、以下に一般的な各塗料グレードの相場を目次に沿って記載しておきます。
外壁塗料の塗料別相場
期待耐用年数 | 塗料グレード | 1缶あたりの費用相場 |
約3~5年 | アクリル | 5,000~15,000円 |
約5~7年 | ウレタン | 5,000~20,000円 |
約7~10年 | シリコン | 15,000~40,000円 |
約15年~ | ピュアアクリル | 50,000~70,000円 |
約15年~ | フッ素 | 40,000~100,000円 |
約15年~ | 無機 | 50,000~120,000円 |
屋根塗料の塗料別相場
期待耐用年数 | 塗料グレード | 1缶あたりの費用相場 |
約3~5年 | ウレタン | 5,000~20,000円 |
約5~7年 | シリコン | 15,000~40,000円 |
約7~Ⅰ0年 | フッ素 | 40,000~100,000円 |
約10~15年 | 無機 | 50,000~120,000円 |
塗料を選ぶ際は費用が安いものだけを見るのではなく、期待耐用年数も一緒に加味して検討してみましょう。
安いからと言って価格だけで判断して、期待耐用年数が低い塗料を選んでしまうとすぐに外壁塗装をし直す必要が出てきて、結果的には割高になってしまう場合があります。
お住まいの状況や長期的なスパンで考えてコストが一番お得になる塗料のグレードを賢く選ぶことが大切です。
期待耐用年数とは
期待耐用年数とは、促進耐候性試験と呼ばれる試験機の中で該当の塗料を塗った試験板に強制的に日常3倍以上の強い紫外線を照射したり、雨を降らせたるなどして自然環境下での劣化度をを確認し、一定時間後に80%以上の艶が残っているか否かで耐候性を判別して、算出された年数を言います。
2023年も塗料の値上げラッシュが続く!?
2023年の外壁塗装の塗料価格の値上げ状況
2022年から大手塗料メーカーを含む多くの塗料メーカーで最大20%の価格の値上げをしています。さらに2023年も値上げは続き、塗料の原材料高騰などの理由で追加で20%の値上げが想定されています。材料費(塗料代)が過去と比べこの直近で1.5倍~2倍になると想定されています。
その他、塗料だけではなく、副資材と呼ばれる外壁塗装に関連する部材や道具も軒並み値上げをしており、平均すると全体的に副資材の価格も約1.5倍ほど上昇しています。
塗料代の値上げで外壁塗装の費用はどれくらいアップするのか?
材料費(塗料代)や副資材の値上げが、最終的に消費者が支払う外壁塗装の費用にどれくらい影響を与えるのでしょうか?
ざっくりとした計算にはなりますが、一般的な塗料で3~4万円ほど外壁塗装の費用が上がり、高付加価値塗料と呼ばれるグレードの高い塗料では最大7~8万円ほど塗料が高騰すると言われています。
・一般的な塗料 :3~4万円の外壁塗装費用のアップ
・高付加価値塗料:7~8万円の外壁塗装費用のアップ
参考動画:【2022年版】価格高騰に惑わされない!外壁塗装の価格実情をお伝えします。
値上げラッシュに焦って契約していけない
塗装業者の中には昨今の原材料高騰を理由に「値上げになる前までに」急いで契約を勧める業者も出てきています。
事実として価格高騰の影響で外壁塗装の費用自体も上昇傾向ですが、外壁塗装は何十万もする高額なサービスになります。
焦って契約を勧めてくる業者の言いなりになり、確認すべき内容も検討せずに、急いで契約をしてしまうことは絶対にオススメしません。
価格高騰をする中でも値上げをせずに企業努力をしている企業もたくさんいます。
価格相場を調べて、サービスや品質もじっくり検討をして決定することで納得いく外壁塗装を受けられます。
《値上げラッシュ時で気をつけるべきこと》
・値上げの世の中の流れに振り回されて慌ててはいけない
・値上げを理由に契約を急がせる業者には注意する
・値上げをせずに企業努力で価格を抑えている業者を探す
・外壁塗装の費用相場を把握して、長い目で見たコスト感で検討する
外壁塗装の費用に差が生まれる6つのポイント
劣化診断の適正さ
建物の劣化の状況はお住まいの建物が建っている場所や地域、築年数、使用している塗料・建材ごとに異なっており、その劣化状況に応じた補修方法も同じく変わってきます。
建物の劣化診断時に、建物の知識を持ったプロが家の隅々までしっかり検査をする場合は、診断結果も細かく丁寧なものになります。
丁寧な劣化診断の場合
詳細な診断をした場合は、家の劣化している箇所も多く見つかる傾向があります。
診断で見つかったすべての劣化箇所に対して補修の提案をすれば、補修費用を含んだ見積もりになるので、外壁塗装全体の費用は相対的に高くなるのも同然です。
良い業者とは、この建物診断の結果をもとに、お客様へ「今すべき補修」と「費用の関係で削ってもいい補修」or「将来の補修に先送りしてもいい補修」を分けて提案してくれます。お客様が予算に応じて選択できるようにしてくれるケースが多いです。
注意が必要な簡易的な建物診断の場合
しかし一方で、建物の知識もあまりない業者が、建物の劣化診断を家の周りをくるっと回ったくらいで終了する劣化診断(10分程度)では建物の劣化状況を正確に把握することは難しいです。
こういった簡易的な診断の多くの場合、劣化箇所の補修はなく、単に依頼した外壁塗装だけの見積もりとなることが多い傾向です。こういった場合は、必要な補修費用も含まれていないので、見積もり額だけで見れば、相場より安くなることが多いです。
塗料のグレード
外壁塗装の費用に価格差が生まれる原因の一つに「使用する塗料のグレード」が関係します。
1斗缶5,000円の塗料もあれば、同じ1斗缶でも10万円もする高価な塗料も存在します。
外壁塗装の塗料には「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機」「高付加価値塗料」のグレードがあり、一般的に期待耐用年数が長くなるほど、塗料の費用も相対的に高くなっていきます。
塗料の種類は多数あるので、依頼する業者と相談しながら、自分の目的にあった塗料を選ぶようにしましょう。
外壁・屋根の種類や劣化状況
外壁や屋根と一言で言っても、使われている素材や種類がさまざまです。
例えばサイディング材やALC外壁の場合、つなぎ目にシーリング材と呼ばれる弾力性のある部材が充填されています。その目地が劣化して傷んでいる場合が多いので、その補修費用も発生します。
また屋根では瓦屋根やカバー工法の屋根は塗装をする必要がないので、塗装費用はかからなかったり、逆に薄型スレート(カラーベスト)屋根という屋根の場合は、「タスペーサー」という縁切り材を挿入していく必要があり、塗装費用に追加で費用が発生します。
さらに劣化状況が進行して、塗装前に補修作業が必要な場合はその分の費用も必要になります。特に雨漏りなどで劣化が進んでると屋根や壁の内部まで傷みが進み、その該当箇所をすべて取り替える必要もあります。こうなってくると施工費用は格段に高くなるので、適切な時期の住まいのメンテナンスはとても大事です。
建物の階数・屋根の勾配
建物の階数や屋根の勾配によっても費用は異なります。これは足場代が関係してきます。
1階建てよりも2階建て、2階建てよりも3階建てと階数が増えれば、足場を組み立てる人数や時間、部材が多くかかり、費用も高くなる傾向にあります。
また屋根の勾配(傾斜)も費用に関わってきます。
これは屋根の勾配が急だと屋根面にも足場(屋根足場)を組む必要が出てきて、その分、費用が追加でかかってしまいます。
保証などのアフターサポート内容
保証などのサポート体制が「ある・なし」でも見積もり費用は相場と比べて変わります。
近年では保証やアフターサポートの質も重要視されてきているので、ほとんどの会社が「〇〇年保証」と謳った保証サービスを提示してくれています。
保証内容の実施の有無
しかし、継続して保証を行ったり、定期的な点検を行うということは、その分の工数や費用が発生します。外壁塗装の費用に保証を含んでいると言っているにかかわらず相場と比べて安い場合、かなり注意が必要です。
・保証期間内でしっかり引き継がれるのか
・ちゃんと点検などが実施されているのか
見積もりの費用はそのサポートの内容や実施の有無でも、金額が変わってきます。
本当にその保証が実態を伴っているかの確認も見積もりを比較する時に重要なポイントです。
利益率の違い
利益率は各塗装業者によって変わります。この利益率の差でも見積もり費用は変わってきます。
この利益率が極端に低い会社は当然、見積もり費用も安くなります。
しかし、利益率が低すぎる会社はどんな状況なのでしょうか。
利益の確保が出来なければ、会社を回していくために必要なこともカットせざる得ません。
当社では、適正な利益は企業をしっかり維持・成長させていくためには必要だと考えています。
三輪塗装では、社員教育やサービス品質維持・向上に充てる費用は利益として残したいと思っています。
お客様とは工事中だけでなく工事後もメンテナンスなど、その後のお付き合いが続いていきます。
末永い円滑なお付き合いのための利益をいただくこともあります。
会社の利益に関してはいろんな見方・ご意見がありますので、また記事でもお伝えできればと思います。
外壁塗装の費用と一緒に押えておくべきこと
外壁塗装の費用の支払い方法
外壁塗装の支払いには、いくつかの手段があります。
現金での支払い
まずは現金でのお支払い方法から説明します。
一口に現金で支払うといっても、支払うタイミングや回数によって3種類ほどの支払いの方法があります。
最も多い支払い方法は、塗装工事の完工後に代金を一括で支払う方法です。
お客様は工事が無事に終わったことを見届けたうえで、工事代金を支払うことになり、代金を持ち逃げされたり不誠実な工事をされたりする心配がなく、安心して依頼できます。
その他に、工事の着工前と完工後の2回に分けて費用を支払いするパターンや、工事費用を3分割して、工事前の着工金で1回、工事途中で2回目、塗装工事が完工してから3回目と分けて支払いをするパターンもあります。
業者によってご請求のタイミングが違うので、業者に支払いのタイミングを確認してからご契約を結ぶとトラブルを防ぐことができます。
クレジットカードでの支払い
クレジットカードでの支払いに対応できる業者も近年は増えてきました。
外壁塗装の費用は高額になるため、クレジットカード払いを選択すれば
・高額な現金を持ち出ずに簡単に決済できる
・決済時にカード会社からポイントが付与される
などの消費者にはメリットになります。
リフォームローンでの支払い
外壁塗装の費用は100万円以上もかかるケースも多くあるため、依頼するタイミングでまとまった費用を用意しづらいといったこともあるでしょう。
そういった場合には、リフォームローンを活用して外壁塗装費用の支払いを行うという選択肢もあります。
金融機関によって条件なども様々で、塗装業者によっては取り扱いのあるローン業者が決まっている場合もあるので、まずは外壁塗装の支払いにリフォームローンが使えるかの確認を行うことをオススメします。
クーリングオフ
訪問販売や電話勧誘販売などで不意に迫られた末によく検討もできずに契約してしまった取引の場合は、契約集結日を含めた8日以内であれば契約の取り消しや解除ができます。
その制度をクーリングオフと言い、契約トラブルから消費者を守る為に作られた制度です。
クーリングオフができる場合
クーリングオフが適用になる場合は、以下のケースが該当します。
①クーリングオフが可能な内容が記載された契約書を受け取ってから8日以内の場合
②契約者側から業者を呼び寄せていない場合
③契約場所が業者の事務所(店舗で行っていない場合)
④消費者個人が法人と契約している場合
⑤契約書に法律で決められた通りにクーリングオフについての注意書きが記載していない不備がある場合
⑥契約書をもらっていない場合
⑦クーリングオフを使えないなどと業者から虚偽を言われ、クーリングオフ期間を過ぎてしまった場合
クーリングオフができない場合
下記のような場合は、残念ながらクーリングオフは適用されません。
①正規の契約書で契約を結び、8日を過ぎた場合
②契約者自信で業者を呼んだり、業者の事務所(店舗)で契約をした場合
③契約金額が3,000円未満の現金取引の場合
④過去1年間に取引実績がある業者と契約を結んだ場合
⑤日本以外で契約を結んだ場合
⑥法人企業様との契約の場合
外壁塗装の費用を安くする方法
外壁塗装は面積が少ない建物でも50万円以上、家のサイズや使う塗料のグレードによっては150万円以上という高額な費用がかかります。
少しでも外壁塗装の費用を相場よりも安く抑えたいという気持ちは誰しもあると思います。大幅な値引き交渉や相場から大きく外れた低価格の費用の業者に依頼すると塗装の品質低下に繋がるので、オススメはしませんが、押さえるべきポイントを押さえれば、ご予算内で塗装費用を節約できる場合もあります。
ここからは、外壁塗装の費用を少しでも抑える方法をご紹介します。
複数の優良な地元業者へ見積もりをもらう
まず、最初に一番シンプルに費用を抑える方法は「複数の業者へ見積もり」を依頼する方法です。
外壁塗装をしたい家の劣化診断をしてもらい、いくつかの業者から劣化診断書と見積書をもらい、比較してその中でできるだけ安く、適正な工事をしてくれそうな業者を探しましょう。
1社だけに見積もりを頼むとその会社の費用が相場に合っているのか、安いのか、高いのかわからないので、提示された金額でそのまま進めることになり損をする可能性が増します。
外壁塗装の一括見積もりサイトは要注意
最近では、「外壁塗装の一括見積もりサイト」という便利なサイトもあるので、活用してみることも方法としてはありますが、当社はあまりおすすめしていません。
理由は3つあります。
1つ目は、数が多すぎて判断できなくなるという点です。
一括サイトから見積もり依頼をした会社の数だけどんどん営業の電話がかかってきて、どの業者がどの見積もりなのかわからなくなる状況を作ってしまいます。
相見積もりを取ることは大事ですが、多すぎることも判断できなくなる原因となります。
2つ目は、見積もり費用の適正さの判断が出来ないという点です。
一括見積りサイトでは、塗装業者は一括サイトへ紹介手数料として、最初にまず1~2万円ほどを支払っています。
更に受注すると工事請負金額の10~15%ほどを支払っています。
純粋なその工事に対する費用だけではなく、一括サイトへの支払いも考慮された見積もりになるので、複数の業者から提出された見積もりが適正価格なのか判断しづらい状況になっています。
3つ目は、費用に対しての品質が心配という点です
一括見積もりなので多数の業者が1つの外壁塗装の案件で競っています。
業者は競合に勝つために、より低い価格での見積り提示をしてくれます。これ自体は消費者にとって一見嬉しいことに見えますが、その下げた費用からさらに一括サイトへ上記のような手数料を支払っています。
そうなると、工事に使える実際の工事費用もかなり圧縮せざるを得ない状況です。このような状態で受注をした塗装業者に、工事の品質の高い工事ができるでしょうか?
逆に適正価格で高品質の工事をしている塗装業者はこの一括サイトで受注は困難と判断して、そもそも参加していない場合も多いです。
地域に根ざした地元塗装業者へ見積もり依頼をする
相見積もりを取る場合は、外壁塗装の一括見積もりサイトではなく、地域に根ざした地元塗装業者の何社かに見積もり依頼をすることをオススメします。
理由は以下の2点
・地元で長年塗装工事をしているということは評判の良い業者が多い
地域に根ざした仕事をしていると、良い評判も悪い評判もすぐに広まってしまいます。
地元で品質の悪い仕事をしている業者は、すぐに淘汰されてしまうので必然的に優良な塗装業者が残りやすい傾向にあります。
・地域の費用相場感で適正な塗装工事を行ってくれる業者が多い
地域で仕事をする場合「ご紹介」がとても重要な販路になります。ご紹介をいただくためには高品質かつ値段も地域の相場感から高すぎても安すぎてもよくありません。地域にあった費用相場感で高品質な工事をしてくれる業者が多い可能性が高いです。
住んている地域の助成金や補助金を有効活用する
全国の約3分の1の地方自治体(都道府県や市区町村)が外壁塗装に利用できる助成金制度を設けており、自治体によって、多いところでは20万円ほどの費用を支給している場合があります。
外壁塗装に利用できる助成金の制度名は、「住宅リフォーム助成事業」「住宅省エネルギー改修工事等補助事業」「中古建物リフォーム費補助事業」などの名前がつけられており、利用の条件も様々です。
残念ながら、当社のある岐阜県関市では外壁塗装に関する助成金や補助金はありませんが、お住まいの自治体(都道府県や市区町村)で助成金や補助金が活用できる場合は、有効活用することを強くオススメします。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
《2023年版》岐阜県関市は外壁塗装で助成金(補助金)を使えるのか?
火災保険が活用できる場合は活用する
外壁塗装工事の費用を抑える方法として、適用できる場合に限っては火災保険を活用することも一般的です。
戸建て住宅向けの火災保険では、火災以外にも自然災害による損害も適用範囲となる場合があります。支払っている火災保険の適用範囲内であればしっかりと活用することも大切です。
しかし、火災保険を活用して「実質負担0円で」と外壁塗装やリフォーム工事の営業をしてくる悪徳業者もいます。知らぬ間にリフォーム詐欺業者の共犯になってしまうことも…
そうならないためにも、火災保険を活用する際は保険証券の内容をしっかりと確認してご自身の加入している火災保険の適用条件も確認しましょう。
劣化がひどくなる前に適切な時期で依頼をする
本記事内の「外壁塗装の費用の差が生まれる6つのポイント」の中で劣化状況によって費用が異なるという内容をお伝えしました。
外壁や外壁塗装は10年単位を目安としてメンテナンスをするのが良いと言われています。
外壁や外壁塗装の劣化がひどくなってから工事を依頼しようとすると、外壁の劣化状況によって工事費用が高額になってしまう場合があります。
外壁塗装は家の美観を保つだけではなく、家を雨や紫外線、太陽熱から守る役目を担っています。
適切なメンテナンス時期に外壁塗装工事を行わずに、外壁の劣化を放置してしまうと住宅の性能低下に繋がります。
例えば、屋根や外壁の亀裂を放置しているとそこから「雨漏り」を起こす可能性が高いです。
雨漏りが発生し、その状態を長く放置していると家の内部にどんどん雨水が浸水して、屋根や外壁の内部を腐らせてしまい、最終的に屋根や外壁を取り替える必要も出てきてしまう危険性もあります。
自分で家の異変に気づいた場合は早急に専門の塗装業者へ相談することもオススメしますし、何も異変がなくても定期的な点検をお願いすることもいざという時の費用を抑える方法になります。
まとめ
一般的な外壁塗装の坪数や塗料のグレードごとの費用相場や価格の内訳などについてご紹介してきました。また値上げラッシュが続く昨今の情勢で、外壁塗装の相場も例外なく2022年、2023年と続けて値上げが想定されています。
しかし、値上げラッシュに便乗して急いで契約を勧めてくる業者もたくさん出てきています。下記の外壁塗装の費用に差が生まれる6つポイント
・劣化診断の適正さ
・塗料のグレード
・建物の階数・屋根の勾配
・保証などのアフターサポート内容
・利益率の違い
をしっかり理解しつつ、外壁塗装の相場にあった適正価格の優良な塗装業者を見極めていきましょう。