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妄想読書
2019年4月25日(木)

妄想読書

こんにちは。 連休目前、予定は埋まっていますか? 今年は特別に長いとあって、海外へ行かれる方も多いのだとか、うらやましい限りです。 なーんも予定なし!ひーまー!という貴方、本でも読んで妄想を楽しみませんか。 最近たまたま図書館で手に取った本がとてつもなく面白かったのでご紹介。 松尾スズキ 著『私はテレビに出たかった』(写真はAmazonよりお借りしました。) なんともあけすけなタイトル。 タイトルのまま、ただただテレビに出たい一心で駆けずり回る普通のサラリーマンのおじさんの話です。 松尾さんが描くだけに、いろいろと普通ではないエピソードがてんこ盛りになっていて思わず吹き出してしまいます。 「んな、ばかな!」と何回つぶやいたことか・・・ ドタバタ、急展開に重なる急展開、走りに走る主人公のおじさん。 気が付けばおじさんと同じようなお年頃の私からすると「ああ、わかる・・」という場面もちらほら。 ちなみに私の中で、この主人公のおじさんは歌人の穂村弘(以下、ほむほむ)さん、というキャストを設定し読み進めました。 部長ににらまれるほむほむ、妻にそっけなくされるほむほむ、年頃の娘に邪険に扱われるほむほむ・・・ がんばれ、ほむほむ!と何度応援したことか。 気軽なエンターテインメントとして楽しめる映画のような一冊です。 この女優は〇〇、この子役は〇〇くん、と、自分が映画監督になったかのような気分でキャスティングを想像しながら読むと、より楽しくなると思います。お時間あれば是非。