平田 京子
事件だ!
2020年7月2日(木)

こんにちは。
大きなニュースが飛び込んできました、
6月30日に行われた中国全人代常務委員会で「香港国家安全維持法」が可決、
即日逮捕者が300人以上出るという最悪のシナリオが現実となりました。
デモに参加し「香港独立」の文言を掲げる旗やシールを所持しただけで逮捕された人々、
今現在起こっているニュースとは思えない、思いたくない事態です。

法律の成立前には逮捕を恐れてたくさんのSNSのアカウントが削除されたとか。
発言の自由はなくなり、デモはテロとみなされ、政治は不透明さを増し、
事実を事実として伝えない政府をどう信用しろというのか。
こんな悲しいことってあるでしょうか。

香港関連のニュースを検索していると一年前のこんな嘘のような記事がヒットしたり、
【「悲しい」が「嬉しい」に?香港のデモを受けGoogle翻訳に異変】

大きな声では言えませんが、コロナ関連で某国の陰謀説が出るのもいたしかたなし、
と思ってしまいます。

これは遠い外国の話ではなく、影響はじわじわと大きくなり
私たちの日常生活にも影を落とすことになるのではないでしょうか。
今まで楽しく暮らせたのだから、これからも大丈夫という保証はどこにもありません。

無関心でいるのは簡単ですが、子どもたちの未来のために、素敵なこの国のために、
関心をもって、できることを探してみようと思います。

ただしヘイト感情には要注意です、これは国と国の問題です。
そして背景には歴史、文化、思想、様々な要因が複雑に絡み合っています。
ひとつひとつの事象を、事実を元に検証し、点と線をつなげていかなければなりません。