名もなき家事・ワンオペ育児

2017年12月2日(土)

ここ何週も同じことを言っている気がしますが、寒くなってきましたね。

ひだまりにほっと一息、と、冷たい風が吹き付ける・・・

寒さは苦手です。

 

さて、表題「名もなき家事」って言葉ご存知ですか?

私は先日テレビで初めて耳にしました。

家事の代表格といえば、料理、洗濯、掃除ですよね。

だけどこうした名前のついてない作業が日常にはたくさんあふれています。

例えば

・新聞や郵便物を取りに行く

・シャンプーや洗剤を詰め替える

・食卓の調味料(塩や醤油など)を補充する。

・掃除機や洗濯機のフィルターをきれいにする。

・ゴミ捨て後のゴミ箱に袋をつける

・トイレットペーパーを補充する

・・・

数え上げたらきりがありません。

どれも必要不可欠な作業です。

一つ一つはちょっとしたことだけどそれぞれに時間と手間がかかる。

それに気付いてくれず、靴下を脱ぎ棄て作業を増やす家族にイライラする。

 

「ワンオペ育児」なんて言葉もあります。

外食チェーン店などですべての業務を1人の従業員が行うのがワン・オペレーション=ワンオペ

これから派生して、家庭内でひとりで育児を行う「ワンオペ育児」

つまるところ育児だけでなく家事も仕事もやっちゃうなんていう母親が増加中だとか。

だれにも頼れず、育児の悩み・仕事の悩みを一人で抱え込み精神的に参ってしまうようです。

 

ワンオペ育児のお母さんが名もなき家事に追われていると思うとなんだかやるせなくなります。

家事も、育児も女性がやるものという時代はもう古いです。

かといってこうした言葉を振りかざして被害者ぶるのも違うと思います。

 

名もなき家事は生活している人それぞれの意識が高ければ減らせるものがほとんどです。

気付いた時にトイレットペーパーやシャンプーを補充するなんて誰でもできますからね!

私見ですが、名もなき家事をこなすのが嫌なわけではない人がほとんどだと思います。

家族が不便な思いをしないよう気をまわして「名もなき家事」を行っているのですから。

家族はそれに「ありがとう」と言えたり、

さらに先回りして「名もなき家事」を行えたらいいですよね!

お互いへの思いやりと感謝の気持ちがあればイライラもなくなる!

 

自分の事だけでなく周りに気を配れること。

人の立場に立って物事を考えられること。

人間関係の上で家族だけでなく社会でもすごく大事なことです。

これができる人は社会でもきっと人望のある優秀な人なんだろうと私は思います。

家庭と社会を置き換えて考えてみると、「名もなき仕事」は職場にあふれているし、

ふと気づくと「ワンオペ労働」しているという人が周りにいるかもしれません。

そうしたことに気付ける、手を差し伸べられる人でありたいと思うばかりです。