足立 愛子
50肩のゆくすえ
2025年7月30日(水)

ことの始まりは2024年の5月。突然、右肩にズキンとした痛みを感じました
最初は「ちょっと筋を違えただけだろう」と軽く考えていたのですが、
日が経ってもなかなか良くならず、むしろ痛みは強くなったり弱くなったりの繰り返し
痛みが落ち着いていても、パッと落ちたものを拾おうとして痛みに悶絶
ついつい上の棚に手を伸ばしたりして、鋭い痛みにうずくまる・・・

意を決して整形外科にかかると「腱板炎」と、それからくる「50肩」の診断を受けました
腱板炎も50肩も症状が非常に似ていて、肩関節のまわりが炎症を起こして、動かせなくなってしまいます

加齢による組織の変化が主な原因とされ、特に明確な原因がなくても発症するのが特徴なのだとか

「自然に治る」と聞くこともありますが、程度によっての話のようで・・・

痛みの強い「急性期」、動かしづらさが目立つ「拘縮期」、そして少しずつ可動域が戻ってくる「回復期」
その間、およそ半年から1年半、あるいはそれ以上かかる人もいるそうです
私の場合も、薬の内服と湿布、週2回の理学療法士さんによるリハビリで、右肩の痛みと戦うこと約10ヶ月

今年の3月になって、ようやく肩の動きが少し戻ってきました
そこで、リハビリも兼ねて大好きだったヨガを再開することに
もちろん、無理のない範囲で、慎重に、大事に、丁寧に
思うように体が動くって素晴らしい!
以前のように自由には動かないけれど、それでも少しずつ、確実に回復している実感がありました。

ところが…

今度は、左肩に違和感が現れ始めました
最初は「寝違えたのかも」と思い込もうとしましたが、数日経っても痛みはひかず、むしろ増していくばかり
病院で診察を受け、左肩も腱板炎と診断されたのが今月初旬

服を着替える、髪を結ぶ、シートベルトを締める…どれもこれもが一苦労の時期です
歩くだけで腕の重みが方に響くんですよ
「あー、そういえば右肩もこうだったわー」と記憶を呼び戻して生活をしています
今は少し落ち着いてきて、変に動かすと痛い「拘縮期」に入りつつある感じです

病気やけがは一度発症すると「一生このままかも?」とか「この苦しみはいつまで続くんだ!」と悲観してしまいがちですが、
今度は右肩治癒の経験値もあり、周囲の理解もあるので、「治る!」と前向きになれました
またこれからリハビリの日々ですが、プラシーボ効果を上乗せして、右肩よりも早く治る気がしています

50肩の“ゆくすえ”--まだもう少し続きそうなので温かい目で見守ってください