吉田 靖子
建物が長持ちするためにはシーリングの防水が重要ポイント

2025年12月18日(木)

サポートスタッフの吉田です

外壁の目地(継ぎ目の隙間)やサッシ廻りなどの防水にはシーリングが欠かせません

 外壁の目地シーリングの役割

① 防水・雨水浸入防止

▪目地からの雨水浸入を防ぐ

▪内部の下地・構造材の腐食防止→👉 雨漏りの多くは「目地劣化」から始まると言われています

② 建材の動きを吸収(緩衝材)

▪温度変化・地震・乾燥収縮に対応

▪硬い外壁材同士の衝突・割れ防止→👉 サイディングには必須機能です

③ 外壁材の割れ・欠け防止

▪建物にかかる力を分散するはたらき

▪サッシの角・端部等の欠損を抑制

④ 耐久性・寿命の向上

▪水・空気の浸入を遮断

▪外壁・下地・防水紙を保護→👉 目地が生きていれば外壁は長持ちします

外壁とサッシ枠の取り合い部分・外壁と軒裏天井の取り合い部分(見切り材が無い場合)のシーリングの役割

▪雨水の浸入防止

▪外壁材裏への毛細管現象防止

 

―シーリング劣化チェック方法―

① ひび割れ(最初に出るサイン)

チェック方法⇒目地の中央をよく見てください

劣化状態:髪の毛のような細い割れ、表面がカサカサ

判断👉 劣化初期 放置すると一気に進行します

② 肉やせ、剥がれ(厚みがなくなる)

チェック方法⇒目地の端(外壁との接着部分)を注視

劣化状態:シーリングが細くなり、片側または両側が外壁から浮いて隙間が見える

判断👉 防水性能がかなり低下 雨水が入りやすい状態です

 

チェック方法を参考に、このようなシーリングの状態が見受けられましたらぜひご相談ください

目地シーリング

 

サッシ廻りシーリング

 

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