外壁材の種類
2023年3月1日(水)

2023年3月1日(水)
営業の三室です。
今回はタイトルの通り、外壁材の種類4つを紹介させていただきます。
①窯業系サイディング
窯業系サイディングは戸建て住宅の外壁材としてシェア80%と言われています。
窯業系サイディングの主成分はセメントで約80%を占めています。
そのため、吸水性が高く、塗膜による防水が必要になります。
塗膜が劣化するとサイディング材が吸水するようになってしまうため、変形やひび割れといった劣化事象が発生します。
メリット
・バリエーションが豊富
・コスパに優れる
・耐火性がある
デメリット
・熱を蓄熱しやすい
・目地のシーリング材が劣化しやすい
メンテナンスは新築から10~15年程度で塗装を行う必要があります。
クリアー塗装を行う場合には7~10年で塗装を行う必要があります。
②金属系サイディング
金属系サイディングは戸建て住宅の外壁材としてシェア約11%と言われています。
金属系サイディングの素材としてトタン(亜鉛メッキ鋼板)が多く見られますが、近年では耐久性の高いガルバリウム鋼板の他に、アルミニウムがあります。
メリット
・軽量であるため耐震性に優れる
デメリット
・サビの発生がみられる
・傷がつきやすい
メンテナンスは15年程度で行う必要があります。
③モルタル
モルタルは戸建て住宅の外壁材としてシェア約6%といわれています。
モルタルは和風住宅に用いられることが多く、原材料はセメント・水・砂です。
施工時に含まれていた水分が揮発する際、ひび割れが発生しやすいです。
このためひび割れを計画的に集中発生させるための誘発目地を設けている住宅もあります。
また、仕上げ材が劣化すると吸水性が高まり劣化が進行しやすいという特徴があります。
メリット
・蓄熱しにくい
・目地が無いためシーリングの打ち替えが不要
デメリット
・ひび割れが発生しやすいこと
・汚れがたまりやすい
・施工日数が長く高コスト
メンテナンスは10~15年で行う必要があります。
④ALC
ALCは戸建て住宅の外壁材としてシェア約1%と言われています。
原材料は硅石・セメント・生石灰・発泡剤で補強材として内部に鉄筋やメタルラスが入っています。
また、製造過程でオートクレーブ養生を行うことで耐久性の高いコンクリート建材となります。
メリット
・多孔質のため断熱性が高い
・コンクリートに比べ軽量
デメリット
・防水性がない
・吸水性が高く表面がもろい
メンテナンスは10~15年で行う必要があります。
いかがだったでしょうか。
これらの外壁材の特徴を知っておくだけでも、メンテナンスの際に役立つことかと思います。
外壁にメンテナンスが必要だと思われた方は、三輪塗装までお問い合わせください。