
2025年6月20日(金)
お宅の屋根がズレてます!は99%嘘です!
こんにちは、代表の三輪です。
今回は、今また急増している「点検商法」についてお話しします。
最近、「リフォーム業者です。ご近所で工事中ですが、お宅の屋根の釘が浮いているのが見えたので…」
といった形で訪問してくるケースが増えています。
実はこれ、「点検商法」という手口の典型なんです。
■ 点検商法とは? その手口と特徴
「点検商法」とは、リフォーム業者などを装って家庭を訪問し、「点検」と称して家に上がり込み、
修理や工事が必要だと偽って契約を迫る詐欺まがいの営業手法です。
実際の被害例:
・「裏で工事してる者です」と訪問
・実際に裏で工事していた業者とは無関係
・屋根や外壁など、見えづらい箇所を指摘して不安をあおる
・断るとすぐ帰るが、家族構成や資産の聞き取りをしてくる場合も
・岐阜県内では昨年だけで217件の「点検商法」に関する相談が消費生活センターに寄せられています。
■ よくある点検商法のセリフ
・「今すぐ直さないと雨漏りします!」
・「このままでは倒壊の恐れがあります」
・「早ければ安く済む、今だけ特別価格です」
・「この場で契約すれば足場代が無料になります」
…などなど、不安をあおって即決を迫るのが特徴です。
■ 点検商法への3つの対策
1. 必要がなければ「はっきり断る」
曖昧な返事は厳禁。「結構です」「必要ありません」ときっぱり伝えましょう。
2. その場で契約しない
どんなに急がせても、即決は絶対NGです。信頼できる家族や地元業者に相談してからでも遅くありません。
3. クーリングオフ制度を活用する
万一、契約してしまっても8日以内ならクーリングオフが可能です。書面で通知すれば費用を支払う義務はありません。
■ 相談先を知っておきましょう
✅ 消費者ホットライン:188(いやや)
✅ 警察相談専用ダイヤル:#9110(地域の警察署に繋がります)
不審に思ったら、一人で悩まずすぐ相談を!
■ 点検商法にだまされる人が多い理由とは?
正直なところ、私はこう思っています。
「業者が巧妙になったというより、消費者の“見る目”が弱くなっている」
これは非常に残念なことですが、人が良すぎるあまり疑わない方が一定数いるのも事実。
昔から点検商法はありましたが、今はその手口が洗練され、営業スマイルもプロ級です。
だからこそ、「親切そう=安心」と思わない冷静な判断が求められます。
■ 地元業者としてお伝えしたいこと
三輪塗装は、一切の飛び込み営業をしておりません。
お問い合わせやご紹介からのみお仕事を承っています。
なぜなら、「信頼できる地元業者」はお客様の不安をあおるような提案はしないからです。
私たちは、関市の皆様の財産と暮らしを守るために存在しています。
■ まとめ|点検商法に引っかからないための5カ条
見知らぬ業者は信用しない
乗用車タイプ(特にプリウスが多い)の車にハシゴ。脚立を積んでいる
屋根や床下など“見えない場所”の指摘には要注意
その場で契約しない
契約後でもクーリングオフできる
不安な時は「188」や地元警察に相談を
「点検商法」は誰にでも起こりうるトラブルです。
“まさか自分が…”と思っている人ほど、狙われやすいのが現実。
あなたの大切な家を守るためにも、冷静な判断と確かな情報を身につけておきましょう。