代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
2016年 外国人労働者100万人時代
2016年4月11日(月)

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外国人労働者100万人時代

日本の人口問題は生産年齢人口である15歳以上人口の減少が問題になっている

現実には生産年齢人口は非労働力人口と労働人口に分けられるが、労働人口がそれにあたる。

 

特に不足している業種は、介護・農業・飲食業。

この分野の中でも介護は特に参入が難しいと思われる。

介護は益々高齢化する中、自分の親の介護をしない、またはできないという事、少子化による子の負担増、高齢化した子が更に高齢化した親の面倒を見るという構図自体、急務な気がする。

農業は大型農業は国土の狭い日本では無理とすると、付加価値の高い農業品を機械化、品種改良によって生きる道はありそう。人手不足と行ってる農家は、もしかしたら小面積の家業レベルの農地を守る為の事をいっているのではないか?

飲食業はそもそも、そもそもそんなに外食業が必要なのか?

一部の企業企業の為に必要なだけなんではないだろうか?

 

製造業の人は確かに足らない状況でしょう。

しかし私が思うに非労働力人口という人たち。

その中でも働けるにも関わらず働かない人たち!

本来であれば日本国民が何らかの仕事に従事すれば、外国人労働者なんて必要ないのではないか?

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建設業はどうなのか?

長引くデフレ不況かで採用を行ってこなかった結果、建設業就業者が減ったことは間違いのないこと。弊社もそれは同じ。採用しないこと=動かないこともまた戦略と考え、ずっと採用を行ってこなかった。

そして今建設業界は上向き基調である。

グラフを見ると、現時点で最新となる2016年2月の全体的な季節調整済みの過不足率はプラス0.4%。業種別では過不足はあるが、全体としてはほぼ需給のバランスが取れた状態となっている。

という状態なんです。

あくまでも不足している業種、地域はあるものの、不足感が強い訳ではないという状況です。

 

とはいうものの、採用が簡単に行くということではありません。

弊社は今年2名の高卒の若者が入社してくれましたが、塗装業に飛び込んで来る若者はまれです。

 

なぜでしょう。

高校の進路指導の先生は少しでも大きな、優良企業に優先に就職させることを目指します。

そんな状況で塗装会社に就職を斡旋するでしょうか?

多くの塗装会社の実情

・社会保険未加盟

・日給月給制度(雨が降ったり仕事がないと喰いぱくれる

・教育制度がない

・危険作業が多い

・収入と安全が確保されず人生設計がしにくい

 

外国人の採用云々語る前に自信の会社はこんな会社でありませんか?

人が集まらないことを人にセイにしてはいませんか?

そんな事を思うのです。

 

私が親ならこんな会社に息子は入れたくはありません。

しかし弊社は違います。

 

・社会保険完備してます

・教育の仕組みがあります

・安全に配慮した作業場です

・人として向上していける勉強の仕組みあります

・収入は年俸+頑張った事が評価される仕組みがあります

 

外国人労働の話に戻りますが、建設業界ではほどよく安定しバランスのとれた状態です。

ここで外国人労働者がほぼ必要なしと見ています。

むしろ入れてほしくないです。

私たちの仕事はそんな簡単な仕事ではなく、非常に価値ある仕事です。

安い労働者の確保の為の外国人労働者はいりません。

我々の価値が下がります。

弊社は地元の若者に職場を提供し、その課程で立派な社会人を育てることを使命の一つと考えています。

立派な社会人=しっかし仕事をしてしっかり納税もできる人です。

 

外国人労働者を受け入れない理由としてもう一つ。

現在研修生として3年間日本で働けますが、見方を変えるとたった3年でやめてしまうのです。

これでは会社にノウハウの蓄積はできません。

会社は人です。

会社力とはノウハウの量です。

職人さんは綺麗に塗る技術、早く塗る技術、お客さんとコミュニケーションを技術、部下に教える技術・・・たくさんの技術を得るために日々頑張っています。

営業さんも事務員さんもそれぞれプロフェッショナルになって行きます。

 

これが会社力というものです。

3年で帰ってしまう外国人は何をもたらしてくれるのでしょうか?

弊社はこれからも、地元の若者を採用し教育し立派な社会人を育てる事、職人という生業で人生を謳歌できる会社を目指して行きます。