代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
其の五の2 最も大切なのは下地処理と下塗り
2014年12月26日(金)

今日も「プロタイムズ岐阜関店 (有)三輪塗装 社長Blog 不易流行」をご覧いただきありがとうございます。

関市の屋根 外壁の塗り替え&トータルリフォーム会社 プロタイムズ岐阜関店 (有)三輪塗装 代表取締役の三輪雄彦です。

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下塗り

下塗り
プライマーとは、Primary(最初の)からくる用語で、”最初に塗る塗料”という意味です。

 

つまり言葉の意味からすれば、主に下塗り塗料の事を総称して”プライマー”という事となります。

 

「最初に塗る」ということは「下地に接触する」という事であり、かつ次に塗る「上塗り塗料と接触する」という事ですから、それに応じて「何らかの機能」持たせる必要があります。
「下地との接着機能を持たせたもの」は接着プライマーと称され、シールする(接着する、覆い隠す)という意味から”シーラー”と呼ばれます。

 

シーラーは、主に下地と上塗り塗料との接着剤の役割りと、上塗り塗料の吸い込みムラを抑える役割りをします。
防錆顔料等を混ぜ込んで、「金属下地のサビを抑制する働きを持たせたもの」を”防錆プライマー”と称し、これが”さび止め塗料”です。
フィラーとは、Filler(埋める物、詰め物、充填材など)からくる用語で、「下地の凹凸を埋め、下地を調整する」意味から”フィラー”と呼ばれます。
フィラーは、主にクラック(ひび割れ)の補修や、段差のある下地を平滑にならす為に使われます。 シーラーとフィラー機能を兼ね備えた”微弾性フィラー”というものもあります。

 

 

下地処理と下塗りは各素材や部位、また上塗りとの相性を考慮し使い分ける必要があり塗装屋の知識力が試される場面と成ります。

 

また塗装以外の前処理として、外壁材の貼り替えも視野にいれ複合的に判断する力が必要となります。
正直上塗りは誰でも塗れます。下地処理と下塗りがしっかり出来てこそ塗装のプロと言えるのです。
因みにハウスメーカーの前処理は特に難しいので注意が必要です。積水ハウス、ダイワハウス、パナホーム、ミサワホーム、ヘーベルハウス等々沢山のポイントがございますのでご注意を!