陸前高田市 塗装ボランティア活動
2012年5月28日(月)
2012年5月28日(月)
遅ればせながら今月5/15~16に行って参りました陸前高田市 塗装ボランティア活動報告です。
恥ずかしながら実際に被災地に出向いたのは2回目。
仙台市 仙台空港付近に昨年は行ってこの目で見て来た訳ですが、今回のようにボランティア作業を行うのは初めて!
企画・設営をしたのは日本塗り替え研究会の熱き男達です。
未来商店街という仮設店舗で営業をし始めた商店街があるのですが、そちらの事務局の方よりご依頼があり、仮設事務所のような店舗では今年の夏の暑さに耐えられるかどうか・・・
そこで何とか少しでも暑さを軽減出来ないかと遮熱塗装をして差し上げよう!という案が出た訳です。
正に私達ならではのボランティアですね。
松村会長(岐阜市 南部建装)を初め、実際の発案者である前会長のペンンテックの田中君(羽島市)らが中心となり、西は山口県、岐阜県、静岡県、関東圏より17名の塗装職人が集結した訳です。
材料は日新産業中部より無償提供された
「ガイナ」です。
夏場の暑さを軽減し、冬場の暖かい温度を外に逃がさない断熱効果を有する、高機能高性能塗料です。
初日はあいにくの雨でしたので水洗い等の下地処理のみとなりましたが、明くる日は天候も回復し各担当の屋根をそれぞれ仕上げる事が出来ました。
ピンクや薄グリーン色に塗られた屋根はとてもカラフルでもし空から見ることが出来るのであれば、それは正に小さな花畑と言ったところでしょうか?
被災の爪痕でまわりは綠らしい綠も無い状況ですのでなおの事それは目立つ事でしょう。
初日作業が中止になったという事で被災地を見学に行きました。
多くのがれきは片付けられ、一部の官庁関係の建物がぽつぽつと残されておりました。
外見から見てもその惨劇は即わかるのですが、建物の内部を除いて見ると、まだそこは津波に押し流されたままの状況で時間が止まったままの状況でした。
何ができる訳でもありませんが。全員でただただボーっと見つめるだけでした。
奇跡の一本杉
現在瀕死の状態だそうです。
全ての仲間が亡くなってとっても寂しそうに映りました。
復興の象徴として何とか生き残って欲しいです。
復興とは何か?
以前と同じ街を作る事なのか?
高台に移住する方がとっても多いと聞きました。
必ずしも同じ街並の再生が復興では無いと地元の方はおっしゃいました。
復興とは何か?
とっても難しい問題です。
一緒に私も考えて行けたらと思いました。