丙午(ひのえうま)の迷信はどこから来たのか
2026年1月16日(金)
2026年1月16日(金)

「丙午生まれの女性は気が強い」「結婚に向かない」
こうした話は、今でもどこかで耳にします。
しかし、冷静に考えれば
66年に一度しか巡ってこない年に生まれた人が、全員同じ性格なはずがありません。
これはまさに、典型的なステレオタイプです。
ステレオタイプとは、
国籍、性別、職業、血液型など、特定の集団や属性に対して社会的に広く共有されている、
固定化された「思い込み」や「単純化されたイメージ」のことです。
例えば「血液型A型は几帳面」「ベトナム人真面目」「日本人 勤勉」
といった決めつけが挙げられます。
では、この丙午の迷信はいったいどこから生まれたのでしょうか。
① 五行説・陰陽思想による象徴的解釈
丙午は、十干十二支の組み合わせの一つです。
「丙」も「午」も五行説では「火」に属するため、火が重なる=勢いが強い年
という、あくまで象徴的な解釈がなされました。
ここで重要なのは、
これは性格や運命を示すものではなく、単なる暦の象徴表現だという点です。
② 江戸時代の物語が生んだイメージ
迷信が広まる大きなきっかけとされるのが、
江戸時代の悲恋譚として知られる 八百屋お七 の物語です。
後世の浄瑠璃や歌舞伎の中で、
お七の情念や火事のエピソードが「丙午生まれ」と結びつけられ、
「火のように激しい女性」というイメージが強調されました。
ただし、実際のお七の生年が丙午だったという確証はありません。
物語上の演出、いわば後付け設定と考えられています。
③ 男社会・家父長制の影響
当時の社会では、
・自己主張をする女性
・感情を表に出す女性
は「扱いづらい存在」と見なされがちでした。
それを説明・正当化するために、「生まれ年のせい」という分かりやすいラベルが使われた。
これも迷信が定着した一因だと考えられます。
④ 噂と口伝えで増幅された都市伝説
科学的検証などない時代、噂話や庶民文化、川柳などを通じて話は誇張され、
事実確認されないまま広がっていきました。
こうして丙午は、象徴 → 物語 → 偏見 → 迷信
丙午の迷信は、暦の象徴表現の誤解
物語によるイメージの後付け、当時の社会構造、噂話の増幅
これらが重なって生まれた、歴史的・文化的産物にすぎないという事。
生まれ年で人格や運命を決めつけること自体が、今の感覚では明らかに不自然です。
人はいつ生まれたかではなく、どう生き、何を積み重ねてきたかで決まる。
丙午の迷信は、そのことを改めて考えさせてくれる
典型的なステレオタイプの例だと思います。
実に面白いですね!
とは言え、私の1ケ上の女性の先輩には「この話あってる!」と思う方も見えるかも・・・と(笑)

そんな中、
丙午生まれのミュージシャンが集うライブがあると聞いて、実に面白い企画だなと思いました。
『ROOTS66 -NEW BEGINNING 60- supported by tabiwa』
有名どころがたくさん出演する中、今年はキョンキョンも出るんだとか!
チケット、取れないだろうな・・・







