急増する登山事故について
2025年9月28日(日)

2025年9月28日(日)
最近、登山事故が多発していますね。
それについて僕の考え方と、僕の登山に関する向き合い方を記したいと思います。
まず登山は10年ほど前から始めました。
きっかけは夫婦共通の趣味として長く楽しめるのではと考え始めました。
1山目は迫間山(関市の低山)からスタートしましたが、
徐々に難易度を上げながら、今では北アルプスの独標といって、西穂高の入り口くらいまで、
また焼岳、立山、駒ヶ岳など行けるようになりました。
僕ら2人での限界は標高差にして上り1000m、時間にして上りで3時間、全行程で7時間以内。
この限界値を知ることってすごく重要だと思います。
登山では「事前の計画」が何より大事。
そもそも計画が自身のレベル以上だとすると、それはスタート地点で失敗をする可能性があるというもの。
自分の体力や技術を冷静に見極め、余裕をもって登山計画を立てることが欠かせません。
僕は「ヤマップ」というアプリを必ず使い、登山ルートや時間を確認しています。
装備も同じくらい重要です。
ウェアはレイヤリング(重ね着)を意識し、肌着からアウターまで最先端の高機能なものを選びます。
靴も未熟な体力や技術を補ってくれる大切なパートナー。
GPS機能のある登山アプリは今や必須で、山で迷ったら、命に直結する危険があると思った方が良いです。
地図は本当は読めないといけないのでしょうが正直難しいです。
そして何よりの備えはタフな体力です。
最近はYouTubeやSNSで難易度の高い登山動画をよく見ます。
見ていると「自分も行ってみたい」と思う気持ちになりますが、
実際に山に入るとその現実は想像以上に厳しいです。
興味本位での行動こそ遭難や滑落につながります。
やはり実力を過信せず、少しずつレベルを上げていくことが大事だと思います。
ここ最近多発している登山事故は、まさにこの「無理な挑戦」が原因のひとつなのではないかと感じます。
山では絶対に事故をしてはいけないのです。
命に関わるだけでなく、救助の方々に大きな迷惑をかけることにもつながります。
せんだって夫婦で登った霊仙山。
確かに確かに強風に少し驚きましたが、自身の体力、明確な下山ルートと時間を
理解していたのでさほど心配ではありませんでした。
っがしかし、実際9月26日に女性の単独登山者が遭難し、残念ながら亡くなられたと報じられていました。
僕の感覚では「遭難するような場所ではない」と思う一方で、
やはり大自然は予測不能。気を抜いてはいけませんし、しっかり備えることの大切さを改めて感じました。
そして本来、登山の危険といえば「滑落」 「転倒・つまづき」 「道迷い」 「体力不足」 「悪天候」などですが、
最近はそこに熊の存在も加わっています🐻
正直、熊の方が心理的には一番不安を感じたります🫤
僕にとって登山は、あくまでレクレーションの一つですが
ただ綺麗な風景を見に行ったり、澄んだ空気を吸いに行くだけじゃなくて、
そこには「チャレンジ・挑戦」もありますし、そこに「達成感」があります。
修行とまでは言いませんが、自己研鑽の場であることは間違いないと思っています。
とはいえ、危険なルートや無謀な挑戦はどうなのか?
経営者という立場からすると、遊びに行って事故に遭ったら「バカなやつだ」と思われかねませんし、
会社や社員に迷惑をかけるのも本意ではありません。
だからこそ、自分なりのルールを持って「命に関わるような挑戦はしない」。
山で帰らぬ人になってしまった方々には同じ山仲間として
心からご冥福をお祈り申し上げるところではありますがやはり複雑ですね。
これからも安全第一で、心地よい達成感を味わえる登山を続けていきたいと思います。