代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
エコキュート交換に初挑戦してみたら、まるで新人研修でした。
2025年7月26日(土)

今日は午後からエコキュートの交換工事に行ってきました。

実は僕、今まで一度もこの工事を自分でやったことがありません。

(いつもは建築の石原に任せっぱなしで…)

今回は補助金の申請も絡んでくるということで、社内外のいろんな人に「申請のやり方」から

「写真の撮り方」、そして「施工上の注意点」まで、まるで新人研修のごとく指導を受けてからのチャレンジです。

やってみると…まぁ大変。

やっぱり現場は机上とは違うんですよね。


ボルトが回らない問題

まず、既設のエコキュートを固定しているアンカーボルト

これがなかなか取れない。手が入らない奥の方で、配線やら配管やらが邪魔して…
しかも、サビてる。

お客さんに伺いと16年ものだそうで、がっちり食い込んでいて

力任せにやるとネジ山なめるし・・・

なんとか外して最難関をクリアーできました(笑)

 


狭小地あるある「搬出入が修羅場」

第二の難関は設置場所が狭い!

搬出も搬入も一筋縄ではいかず、3人がかりでようやく運び出しました。

腰イキやっちゃいそうになりました。

現場で「いっせいの~せい!」って掛け声、久しぶりに出ましたね。

 


チームワークの要・電気屋さん&水道屋さん

エコキュートは「電気」と「水道」、両方の職人さんが必要になります

この2人がタイミングよく、かつ段取りよく動けるかどうかがカギ。

うまくいけば半日。

今回はなんとか、チームプレーでスムーズに完了しました。

やっぱり現場は連携命ですね。


「わからないまま請け負うな」僕の小さな信念

実は僕、昔から決めているポリシーがあります。

「自分で説明できない仕事は、受けちゃいけない」

フェンスの工事ならフェンスのことを、カーポートならカーポートのことを、

最低限、自分の言葉で説明できる程度には理解しておく。

もちろん職人さんの力を借りて成り立つ仕事だけど、

お客さんに聞かれた時にほぼ説明が付かないでは、ちょっと無責任じゃないかなと。

 


僕らは「ブローカー」ではなく「請負業」

今も昔も、建築業界にも“ブローカー”的な仕事のやり方をしている人がいます。

つまり、物件に対して人を紹介するだけ。自らはあまり関わらずペーパーマージンを抜いて終わり。

正直、僕はそういうスタイルがあまり好きじゃありません。

三輪塗装はあくまでも「請負業」。

塗装であれ、水道工事であれ、電気工事であれ、たとえ協力業者さんにお願いする工事だったとしても、

すべて僕らが責任を持って、お客様の窓口になっているという自負があります。

だからこそ、「これは自分の範囲じゃないんで…」なんて言い訳は通用しない。

やるからには、ちゃんとその工事の中身を理解して、責任を持つ。

それがプロとしての姿勢だと思っています。


数字よりも、ご縁を大切にしたい

僕はいつも思うんです。

仕事って、決して目先の数字や利益だけで動いちゃいけない、と。

確かに、売上も利益も大切。だけどそれ以上に、そこに生まれる「ご縁」や「人間関係」が一番の財産なんですよね。

そのご縁が広がり、つながり、信頼が積み重なっていくからこそ、会社って長く続いていく。

三輪塗装が目指す「めざせ100年企業へ」も、ただの創業100年ではなく、

“今から100年続く企業”にしていこうという覚悟の表れです。

それを実現するには、やっぱり遠くを見る視点が必要。

「この現場が儲かればいい」っていう経営ではなくて、

「10年後、20年後にも信頼されるか」を考えて行動していきたい。

むしろ“直近の数字を追い続けなきゃ回らない”経営こそ、危ういと思っています。

しっかり地に足をつけて、遠くの未来を見据えていく——。

そのために、今日のような経験も積み重ねていきたいですね。

 


地道な仕事にこそ、本質がある

ベテランになり、慣れてくると

「そんな小さな仕事、自分がやらなくても…」と感じる人がいるかもしれません。

でも、そうじゃないんですよね。

むしろ小さな現場の中にこそ、学びがあり、気づきがあり、そして何より信頼が生まれる。

僕のこうした姿を見て、若手はもちろん、ベテランの皆にも

「仕事ってこうやって積み上げていくものなんだな」と肌で感じてもらえたら嬉しいです。

現場は“原点”。

そこに立ち返りながら、これからも地道に積み重ねる経営を続けていきたいと思います。