代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
「老害と呼ばれたくない私たち」を読んで!
2025年11月15日(土)

最近この本を読みました。

とても感銘を受けましたのでぜひ同世代のオジサン達に読んで頂きたい!

自分なりに我らおじさんの今後について考えてみました。

50代からの働き方──もっと輝くために必要なこと

私たち50〜60代の「オジさん世代」は、この30〜40年、本当に必死で働いてきました。

家族のため、会社のため、仲間のために全力で走り続けてきた世代です。

しかし今の社会では、50代はリストラ対象、40代は“中途半端”、

60代は“老害”という言葉が飛び交い、胸がざわつく瞬間があります。

「自分もそう見られているのか…」と不安を覚えることさえあります。

 


ミッドライフクライシスとは?

40〜60歳に訪れる、中年期特有の「心の揺れ」。

若い頃の成長実感が薄れ、キャリアの行き止まりを感じ、自分の価値が揺らぐ。

そこへ親の介護、子どもの独立、健康の不安、お金の問題

仕事の終いの付け方は、特に悩ましく、自らの価値に対して自問自答したりなど、

人生の課題が一度に押し寄せてきます。

しかしこれは「誰にも訪れ経験するごく自然な現象」

決して、自分だけの特別な悩みではありません。

わたくしも、何冊か読んで勉強してみましたが、

かなり気持ち的に吹っ切れたり、開き直ったり・・・よかったです。



若い世代と合わない苦しさは当たり前でも、立ち止まらなくていい

価値観の違い、長年のやり方のクセ、素直に変わりにくくなった自分。

「今さら変われと言われても…」という気持ちはよくわかります。

しかしその“ 頑固さ ”が、若い世代との距離を広げ、働きづらい環境を自分で作ってしまうこともあります。

だからこそ、いま問われているのはただ一つ。

もう一度、もう一段階、変われるか。


役職定年は終わりではないむしろ “ 第二のリーダーシップ ” の始まり

60歳前後の役職定年はほとんどの会社で実施されます。

中には人材不足が原因だと思いますが、70歳超えても役職についている場合もありますが

それは新陳代謝を考えても、良いカタチではないと個人的には思います。

役職定年を迎えれば当然のごとく全く違う働き方が待っています。

「若い上司の下で働くのか…」と不安になるのは当然ですが、これは必然です

しかし役職定年とは、役を降りるだけであって、仕事を辞めるわけではありません。

むしろここから始まるのが、肩書きのいらない「第二のリーダーシップ」。

経験を伝え、人を育て、周囲を支える。

これは役職の有無に関係なく、ベテランだからこそ発揮できる力です。

58歳の友人はこう言いました。

「60歳以降も働くために、若い部下から指示を受ける練習をしなきゃな」

この言葉の中に、素直さと柔軟さ、そして覚悟を感じました。



経営者として痛感する  “ 人を残す ”  という使命

経営者は役を降りる時期を自分で決められますが、死ぬ間際まで、判断もできない状態まで居続けることはできません。

それでは会社が傾き、関わる人に多大な迷惑をかけることになります。

だからこそ、後継者を育て、受け継いでもらうことこそ、経営者最大の使命だと感じます。

正直これに関しては社員さんの何十倍も過酷な試練が待っています。

野村克也(ノムさん)の言葉。

・金を残すは三流

・仕事を残すは二流
・人を残すは一流

まさにその通りです。


人生100年時代 長く輝き続けるための3つの力

1つ目は「職場への適応」

半径3メートルの人間関係を大切にし、

良い関係性を築ける人は仕事も人生も豊かになります。

 

2つ目は「スキルのアップデート」

DX化への対応は避けられません。面倒くさいとか言い訳せず、素直に教えてもらう素直さ

「やってみるか」 という姿勢が、それだけでこれからの武器になります。

俺はこのままでやりたいということそのものが、すでに迷惑の始まりです。

 

3つ目は「健康」

どれだけ優秀でも、健康を失えば働き続けることはできません。

日々の習慣を見直すことが最大の投資です。

 



生き生き輝けるオジさんになろう

私たちの世代は、誰よりも真面目に、必死に働いてきました。

その経験は、決して色あせません。

年齢はハンデではなく、“ 経験という最大の資産 ”


少し柔らかく、少し学び直し、少し健康を意識するだけで、まだまだ輝けます。

今こそ、次の世代に知恵と技術を渡しながら、自分自身ももう一度成長できるチャンスです。

生き生き輝けるオジさんになろうぜ!

そのために最も必要なことは「素直」な心!それだけだと思います

読んでいただき、ありがとうございました。