平田 京子
ついついやってしまう「悪い癖」の直し方
2025年7月7日(月)

気づけば、「あ〜間違えた!」「?なんで??」と口に出してしまっている。

直したいと思っているのに気が付いたらやってしまっている『悪い癖』ありますか?「そんなもん、ない!!」?!うらやましい限りです・・・

私の場合、たくさんある中の悪癖のひとつが独り言です。

■ 独り言が出る理由は、自分でもよく分からない

…気づくと、口が勝手に動いている。

決して人を傷つけたいわけでも、わざと聞かせたいわけでもないのに、職場などの静かな空間では、その一言が空気をざわつかせてしまうこともあるのです。

■ 「自分だけの問題ではない」と気づいた時が、変わるチャンス

ついつい深く考えずに口にしてしまっている言葉たち。
でも、ある日ふと思い出したのは、20代のころの職場でのことでした。

当時、新たに赴任してきた40代の方がとても独り言が多く、その様子が気になって仕方なかったのを思い出したのです。
「なんか集中できないな」「ずっとしゃべってるな…」と感じていたあの頃の私。

そして今、ふと我に返って気づいたんです。
あ、私、あのとき気になっていた“あの感じ”になっている… やばい!!
自分の独り言が、かつての自分にとっての「気になる存在」になっているかもしれないと。

それに気づいて、これはちょっと見直さなければと思うようになりました。

■ 私が試して効果があった「3つの対策」

1. 言葉の内容をやさしく言い換える

言葉のトゲを取るだけで、自分の気持ちも落ち着きます。
もし人が聞いても、不快感を与えにくい言い回しに変えるよう意識しています。

2. 声のボリュームを下げる・つぶやきで済ませる

完全に黙るのは難しくても、「息に近いささやき」なら少しは周囲への影響を減らせます。
慣れてきたら、心の中でつぶやく練習も効果的。

3. リマインドメモをデスクに貼る

小さな付箋に書いたメッセージが、意外と効きます。

「心でしゃべろう」
「落ち着いて考えよう」
「聞かせたい言葉だけ、声に出す」

見るたびに、自分をリセットするスイッチになります。

■ 最後に大事なのは、「自分を責めすぎないこと」

悪い癖って、すぐには直りません。
でも、それに気づき、直そうとしている自分を、まずは認めてあげたいと思います。

誰だって、うっかりしてしまうことはあります。
でも、それに気づいて少しずつでも変えていけたら、それは立派な成長だと思うんです。

■ おわりに

私は今も、ときどき独り言が出てしまいます。
でも、前よりも確実に、周囲を意識できるようになってきました。

「迷惑をかけたくない」という気持ちは、決して恥ずかしいものではなく、
人と一緒に気持ちよく過ごすための、やさしさの原点だと思います。