平田 京子
いいね!がなくても大丈夫。
2022年2月4日(金)

こんにちは。
アルフレッド・アドラーという人を知っていますか?
アドラーを知らなくても、「嫌われる勇気」という本が流行ったのは知ってる、という方は多いでしょうか。
2013年出版のアドラー心理学を研究されている岸見一郎さんが書かれた本です。

心理学と言われると敷居が高いと感じられるかもしれませんが、こちらの本は悩める青年に哲人がさまざまな問いかけをしながら意識改革をしていく、というもので、ほぼ全編会話で成り立っているのでとても読みやすいです。

アドラーが説くのは
・トラウマは存在しない
・感情は自分で作り出しているものであり、どうしようもなくうまれてきてしまうものではない
・他人を褒めるのも叱るのも望ましい行為ではない
などなど、一風変わった哲学です。

例えば、褒める、叱る、どちらもダメ、と説く理由は
どちらの行為も相手を下に見ており、自分の思い通りに相手を動かしたい、という
気持ちから出るものだから。
アドラーは、人間関係は上とか下とか、縦の関係ではなく横の関係であるべきと説きます。
立場の違いはあれど、人間みな意識の上では対等だととらえなさい、と。

そしてアドラーは承認欲求も否定します。
他者から認められたいという欲求は他者の期待に応えようと行動することになり、
自分の人生を生きているとは言えない。

では、どうしたら承認欲求から解放されるのか?
まずは、自分で変えられることと変えられないことを分離することから始めます。
変えられないことは好ましくない事柄だとしても認め、変えられることだけに注目し、
自らの課題に向き合い、前を向いて進むことで承認欲求の悪循環から抜け出せる。

すなわち、他人からのいいね!があってもなくても気にしなくてOK!
自分で自分をみとめてあげればいいよ!ということ。
そう思うと、とっても気が楽になりますね。

自分の人生を楽しんでいきましょう!

下記リンクで詳しく解説されています。
特にすぐ下のリンク、IORI BLUEというブログは図解がとても分かりやすいです。

【総括】アドラー心理学解剖図

「アドラー心理学」超入門 10分でわかる、心が軽くなる!