代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
色選びについて
2019年4月25日(木)

さて契約も終え着工日も決まって、あとは色決めてスタート!
しかしその色がなかなかと決めきれない方も・・・
反面ものの5分、直感で決めてしまう方も・・・

 

どちらがどうと言うことはありませんが
最低でも10年は今回の色になるわけですから
慎重になるのは当たり前ですが、
迷いの迷路に入り込んでしまうと正直大変です。

何を見てもしっくり来なくなってしまいます。

 

そんな時はこんなことに注意してみて下さい。

 

1.周りの風景に調和していること。
地域に寄っては景観条例と言うモノで塗ることが
出来る色が決まっている街があります。

 

娘さんが「かわいい黄色がいい」と言ったからと
明るい黄色なんて塗ってしまったら10年の後悔となってしまいます。
派手な色は要注意です。
(もちろん塗ってカッコイイ、ハイセンスな建物もありますよ)

メーカーの用意しているサンプル色は流行廃りがあまりない
標準的な建物に使ってマッチする色が揃っています。

例えばこの見本のように


A4サイズサンプル

 

多くの塗料は色は基本的に無限に選べますが
ある程度絞って合った方が選びやすいという事もあります。

 

外壁の色には個性を求めず、
落ち着いて、飽きの来ない、景観に馴染む色をおすすめします。

 

因みに弊社ではカラーシミュレーションを導入しています。
但しこれで確認できるのは赤か黄か緑か茶か黒かのように
おおざっぱな色の方向性確認にとどまります。

何百色のサンプルデータを準備しておりますが
微妙なニュアンスを確認することは出来ません。

ipadとテレビモニターと印刷物の色も全て違います。
このところをご理解頂き活用をして頂けましたらと存じます。

現状

シミュレーション

色の見え方はもともと主観です。個人差が非常に大きいモノです。
しかも人のモノを見る特性もあります。

 

例えば

小さな見本帳で決めた。塗ってみたら思ったより薄かった・・・

 

これは面積効果による最も多いトラブルです。

 

小さい見本帳は濃く、実際の広い壁は薄く見えるというモノです。

 

そのほかにも直射日光、北側陰日陰
早朝、昼、夕方、全て見え方が違います。

 

しかし、見え方が違うのもまた楽しいモノとお考え頂くくらい
寛容に決めて頂ければと存じます。