新聞記事から考える「論語と算盤」。私たちが「性善説」を大切にする理由
2026年6月8日(月)
2026年6月8日(月)

皆様、こんにちは。三輪塗装 代表の三輪雄彦です。
先日の全体会議で、社員に向けて渋沢栄一の「論語と算盤(道徳と経済の合一)」
について話をしました。
今日はその内容にも関連して、最近のニュースを見て私が感じたこと、
そして私たちの「会社としてのあり方」について少し書いてみたいと思います。
■ ニュースが示す「世の中の現実」と制度の隙間
先日、障害福祉サービスにおいて5年間で約80億円にも上る不正受給が発覚した
という新聞報道がありました。
しかし、慢性的な監査不足などの実態を踏まえれば、
この数字すらごくごく氷山の一角であると言わざるを得ません。

こうした問題は障害福祉に限ったことではありません。
生活保護の不正受給や、コロナ禍における持続化給付金をはじめとする
各種助成金・補助金の不正受給など、「公金(税金)でお金が動く場所」には、
必ず制度の隙間を突こうとする人間が入り込んできます。
不正をゼロにしようと審査をガチガチに厳しくすれば、
「すべてを監視するのはキリがない」という行政のジレンマが生じ、
本当に支援が必要な困っている人たちが救えなくなってしまいます。
悪質な業者は、意図的にその「ルールの抜け穴」を食い物にしているのです。
本来、福祉という「論語(道徳)」が最も求められる領域にすら、
「算盤(利益)」だけを目当てにした人間が群がっている。
要するに、世の中にはそうした抜け穴を狙う悪人が、
残念ながら非常に多いという厳しい現実があります。

■ 一般社会のルールと、私たちが信じる「性善説」 一般社会では、
そうした悪意を持つ人が一定数いるからこそ「性善説」だけで物事を進めるわけにはいかず、
ガチガチの厳しいルールで人を縛らざるを得なくなっています。
しかし、自分の会社に目を向けたとき、私は「弊社の社員には、そんな人は絶対にいない」
と前提として強く信じています。
だからこそ、私は会社を細かい法や厳しいルールで息苦しく縛り付けるのではなく、
社員を信頼し、「性善説」に則って、
できる限り緩やかなルールの中で組織を運営していきたいと考えています。
それこそが私の理想です。
互いを信頼し合い、性善説の前提でのびのびと働ける環境というものが、
いかに素晴らしい考え方であり、良い仕事を生む源泉になるかを、私は日々強く実感しています。

■ ルールの隙間をなくす「本当の理由」
私たちは社員を信じ、自律性を重んじる環境を作ります。
しかし、だからといって「会社としてルールの整備を怠っていい、隙だらけでいい」
というわけでは決してありません。
私たちが業務上のルールや仕組みを整え、抜け穴を無くそうとするのは、
社員を疑って縛り付けるためではありません。
私たちが互いを信頼し合えるこの素晴らしい「性善説」の環境を、
外部の悪意や、予期せぬトラブルから守るためなのです。
そして何より、お客様に絶対に不利益を生じさせないためです。
ルールを明確にすることは、お客様に提供するサービスの品質を担保し、
安心をお届けするための強固な土台となります。

■ 「論語(道徳)」が先、「算盤(利益)」は後
「論語(道徳)」をしっかりと守り、誠実な仕事を貫くことで、
必ず「算盤(利益)」は後からついてくる。 私はそう信じています。
三輪塗装はこれからも、この真の「論語と算盤」の精神を体現する組織であり続けます。
社員同士が深く信頼し合う「性善説」のチームだからこそできる、
一切の手抜きや隙のない、誠実で温かい仕事を、
お天道様が見ている、自分に嘘をつかない仕事
これからも皆様にお届けしてまいります。







