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サイディングとALCについて
2019年4月1日(月)

サイディングとALCについて

みなさんこんにちは。 最近は寒かったり暑かったりと体調の管理が難しいですね、、、。しっかりと体調管理していきましょう。 桜も結構咲いてきて満開になるのが楽しみですね。 さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。 今回は、よくある外壁材の紹介をしたいと思います。 まず、窯業系サイディングボードについてです。 窯業系サイディングボードは、セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。 セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となりますので定期的なメンテナンスを行わないと外壁が劣化してしまい張替えなどが必要となる場合もあります。 このようにチョーキングと言う手にチョークの粉のようなものがついたら塗替えの目安となります。 これは、紫外線などにより塗料の樹脂分と顔料分が分離し顔料が浮き出てきてしまうことでこの現象が起きます。 こちらは小口からのひび割れです。 外壁の小口部分は水や湿気が溜まりやすくなっています。そのため小口部分も塗装による防水を行わないと水や湿気を吸収してしまい凍害を起こし爆裂し、このようにひび割れなどが起きますのでしっかりと小口まで塗装を行うことも重要となります。 こちらは外壁の重ねからのひび割れです。 小口同様外壁と外壁の重ね部分も水が溜まりやすいためこのようにひび割れを起こしますので注意が必要です。 こちらはサイディングの反りです。 経年劣化によりサイディングが反ってしまう場合があります。気温による伸縮や湿気や乾燥などが原因となります。 こちらはシーリングの劣化です。 シーリングは紫外線に弱くまたシーリングに含まれる可塑剤と呼ばれる揮発性の薬品の寿命によりひび割れや硬化などを起こします。ひび割れなどを放置しておくと水が入り小口から水を吸ってしまい外壁の劣化に繋がりますので注意が必要となります。 続いて、ALCについてです。 ALCは軽量気泡コンクリートと言い、主成分としましてはケイ石、生石灰、セメント、発泡剤でスウェーデン発祥の外壁材です。 内部には細かい気泡が無数にあり、これによって、高い断熱性、防火性を持つ外壁材ですが、 この気泡はすべて繋がっており、ひび割れなどが起きると雨が気泡を伝って内部に侵入する恐れがありますのでひび割れには早急な処置が必要となります。 こちらはALCのひび割れです。 外壁の防水性が切れ水を吸ってしまったりすることでひび割れを起こします。 こちらはシーリングの劣化です。 サイディング同様とても大切な部分となりますので定期的なメンテナンスが必要となります。 いかがだったでしょうか? 今回はこの辺で、、、。