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有限会社 三輪塗装
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思いつき日記

ワンランク上の塗装知識

下塗りの必要性

そもそも下塗りってどんな役目をするの?

新規に塗装する場合も塗り替えも同じですが、コンクリート面、モルタル面、ALC面、鉄面であったりと様々です。
しかも仕上げに塗ってある塗料も様々であり、数ある中から最も適した下塗り材を選定する必要があります。
新規の場合、塗り替えの多くの場合の塗面は粗面(荒れている)であり、塗面が安定していません。
これを下地強化機能,、吸い込み止め、密着向上、色むら防止を目的としたものが下塗りの役目です。(微弾性フィラ-は下地調整材という分類もできますがここでは、全て下塗りとします。)

一口に下塗りと言っても見た目、違うもので大まかに下記の3種類あります。

下塗り 見た目 特長
プライマー及びシーラー
(呼び名が違うだけで機能的にはほぼ同じ)
水のようです。
ジャブジャブ
溶剤と水性のシーラー(プライマー)がありますが、近隣への臭いの事を考えると水性が無難。以前は溶剤型の方が性能が良いものが多かったが、現在では水性もかなり良い。弊社でも水性シーラー(カチオン型)が主流。
微弾性フィラ- 粘度が高い
(ドボドボ)
ALC、モルタルの塗り替えに特に有効。下塗り効果はもちろんの事、細かなクラックをカバーし、この下塗りだけで簡易的な防水効果もあります。
錆止め いわゆるペンキ 長年、鉛系さび止めが良いとされてきましたが、鉛自体が有害物質と言う事で10年くらい前から、「鉛無配合の変性エポキシ樹脂」という錆止めが主流になってきました。その中でも塗り替えに適しているのは、1液、もしくは2液型の弱溶剤のものです。

更に詳しく分類すると下記のようになります。

シーラー(プライマー)の商品群  (エスケー化研の商品群を参照)
水性ミラクシーラーエコ 一液水性多機能型
カチオンシーラー
EXシーラー 溶剤形シーラー
塩化ゴム系樹脂
水性セラミプライマー 水性アクリル樹脂プライマー ミラクシーラーEPO 二液型溶剤形
特殊変性エポキシ樹脂
水性セラタイトプライマー 水性アクリル樹脂プライマー SK水性弾性シーラー 水性弾性シーラー
特殊合成樹脂エマルション
SKクリヤーシーラー 水性アクリル樹脂プライマー SK#1000プライマー 二液型溶剤形
変性エポキシ樹脂
SKスーパーシーラー 溶剤型シーラー
特殊変性樹脂
SK#2000プライマー 特殊変性
エポキシ樹脂
ミラクシーラーES 溶剤形シーラー
特殊変性エポキシ樹脂
SKバリヤプライマー 溶剤形ウレタン樹脂
ミラクシーラーW 水性シーラー
特殊合成樹脂
SKNo.1シーラー 溶剤形シーラー
アクリル樹脂


下地調整材の商品群
水性ソフトサーフSG 一液微弾性フィラ-
サーフェーサー
ミラクファンドKC-1000(吹付) アクリルカチオン系
下地調整塗材
SKサーフエポ 微弾性エポキシ
サーフェーサー
ミラクファンドKC-2000(コテ塗り)


錆止め
エポサビマイルド 一液特殊エポキシ変性樹脂系さび止め塗料 SKマイルドボーセイ 二液弱溶剤型エポキシ樹脂系さび止め塗料
ミラクボーセイM 特殊変性エポキシ樹脂

実際にこの全てを使用するわけではありませんが、下塗りだけでもこれだけの種類があるという事です。

下塗りはいらない

実はこれまでの話からすると必ず必要と思われる下塗りですが、いらない場合もあるのではないかと考えます。
(下塗りがいらない=シーラーレスとも言います)
下塗りを必要としない部位 適応塗料
塩化ビニール 樋、配管類
(金具除く)
ターペン可溶ポリウレタン樹脂塗料
ケイカル板 軒天 ターペン可溶アクリル樹脂塗料
サイディング、吹付タイル面他
(比較的劣化が少ないもの)
ターペン可溶ポリウレタン樹脂塗料

適応塗料からわかりますように、ターペン可溶(NAD系)の塗料には下塗りなしでいける物があります。

ターペン可溶ポリウレタン樹脂塗料 ターペン可溶アクリル樹脂塗料
エスケー化研:クリーンマイルドウレタン
日本ペイント:ファインウレタン
関西ペイント:セラMレタン

番外編(水性シリコン樹脂で唯一シーラーレス塗料)
キクスイ化学:ファインコートシリコン
 
日本ペイント:ケンエース

ここでなぜ、下塗りがいらないかと言いますと、メーカーの言うには「NAD系」はそれその物がもともと、密着に優れており、また下塗り効果のある物質が配合されている(限られた塗料に配合できる)」と言う事だそうです。あまり説得力がないのですが、そういう事だそうです。

機能を果たせば下塗りはいらない?

1.下塗りは塗らないより塗った方が良いに決まっている。


下塗りを塗れば、当然価格に反映されます。おおよそ下塗り1工程の実行単価が¥600~800ですから、壁面積が150㎡あるとすれば、¥90,000~120,00は塗らないより費用がかかってしまいます。もし、下地の状況がよく上記のような下塗り効果のある上塗りを用いればどうでしょう。「下塗り絶対主義」をとる必要がなのではないのでしょうか。


2.塗らなくても10年持てば塗らない方良い。


当然下地の状況を見て、下塗りの必要性を検討するのですが、下塗りを塗らなくても次回塗り替え工事が10年くらい(ポリウレタン樹脂上塗り)先になるような塗装に仕上がれば、工事金額を下げた方が良いのではないかという事です。
より良い仕事、より高いレベルの塗装を目指す為には、長持ちする塗料を塗る事が好ましいのですが、即座に金額に反映されます。
肝心なのはお客さまが「あと何年家を持たせたいか」を念頭におき、トータルコスト計画をたてる必要があります。次回の塗り替えを10年後と考えるか、「いやいや15年は持たせたい」か「10年後に新築するから5年持てばいいや」と考えるか様々です。
そういった計画の相談にのったりし住まいを守る為のアドバイスをするのが本来の仕事だと考えます。
塗装屋(特に訪問販売)の「良い仕事をするため」という理由からくる、過剰なまでの塗装仕様(塗り回数や樹脂の種類)は、業者の自己満足、もしくは少しでも金額を多く取りたいとしか思えません。
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